あきらめない力

著者 :
  • 主婦と生活社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391144444

作品紹介・あらすじ

NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』第200回「希望のリハビリ、ともに闘い抜く」にも登場した“攻める”脳リハビリ医・酒向正春先生初めての本。

いじめに悩み、交通事故で瀕死の重傷を負ったことをきっかけに運命が変わり、医師を目指して成長する姿。
栄光と名誉を手に入れた脳外科医であったが、苦悩と葛藤の末にリハビリ医へと転身した理由。
脳画像から小さな可能性も見落とさず、決してあきらめず、患者に寄り添い続けたからこそ生み出された、真の「人間回復」に挑む迫真のドキュメント。
「あきらめない」ことこそが人生を切り開く原動力であることを教えてくれます。

第1章 人間の『脳力』を引き出す
第2章 酒向正春の軌跡
第3章 リハビリ医への挑戦
第4章 生きるを支える
第5章 人間回復を目指して
第6章 リハビリにゴールはない
第7章 リハビリ医療の現状
第8章 病気を治してそれで終わりではない

感想・レビュー・書評

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  • 寝たきりの状態から適切なリハビリを受けて回復し人間らしい生活を取り戻していく人たちの数々の物語に感動した。
    いざ体が動かなくなったとき、何かしら生きがいをもって取り組めることがあるかどうかは、本当に大事だと感じた。本の中で人生の杖と表現されていた。人の役に立ったり、体が不自由になってもやりたくてたまらないことを元気なうちに作っておく必要があると、危機感を感じた。

  • 病の先にその人の生き方が続いており、その生き方に寄り添うのがリハビリテーションなのだと、筆者の熱が強く伝わってくる。

  • 障害者、障害児、高齢者を含めたすべての人が快適に安全で安心な生活ができる街をつくること。超高齢社会ではリハビリを終えて在宅生活をする方々が外出してあるいていると無意識のうちに元気になっていく街環境の整備が必須である。この都市環境整備と健康医療福祉体制を連携したのが健康医療福祉都市構想だ。日本でモデル都市を作り、やがて超高齢化社会となるアジア諸国に広めたい。日本がリスペクトされる国になるような世界こけ受けんが今求められている。

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著者プロフィール

大泉学園複合施設・ねりま健育会病院 院長

「2020年 『コツさえわかればあなたも読める リハに役立つ脳画像』 で使われていた紹介文から引用しています。」

酒向正春の作品

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