危ない食品添加物ハンドブック: 食べていいのは、どれ!?

著者 :
  • 主婦と生活社
4.33
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 53
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (135ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391144512

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 私たちが口にする加工食品、主食、冷凍食品、調味料、お菓子、ドリンクには、ほぼ添加物が入っていると思ったほうがいい。

    添加物は食品衛生法 第4条に定義されてるものであるが、二通りに分かれているそうだ。
    ひとつは指定添加物。厚生労働大臣が「使用してよい」と定めたもので、科学的合成品がほとんどだが、天然物も含まれるらしい。

    この指定添加物。本書を読んでいくと「ほとんどが石油製品などを原料に化学合成された化合物」とあった。
    自然界にまったく存在しない化学化合物質ゆえに、体内に入ると体が処理できなものが多く、そのために毒性を発揮することが多いと書かれておりました。
    これって怖いことだと思いませんか?

    *タール色素(赤色102号、黄色4号など)
    *防カビ剤(OPP、TBZなど)
    *合成甘味料(スクラロース、アセスルファムK)
    *参加防止剤(BHA、BHTなど)

    以前、ハムやソーセージなどの色をよくする発色剤(亜硝酸Na)は毒性が強いを聞いてましたが、上記の添加物も怖いです。

    反面、自然界に存在する成分をまねて化学合成した添加物もあります。


    *酸(乳酸、クエン酸、リンゴ酸)
    *アミノ酸類(L-グルタミン酸Na、グリシンなど)
    *ビタミン類(ビタミンA,B1,B2などの)
    食品に含まれている成分なので毒性はないけれど、所詮は化学合成した添加物なので摂取しすぎると体内を刺激して違和感をおぼえることもあるそうです。

    確かに最近、カップ麺やカップスープなど、たまに食べると胃がおかしくなる。スープを飲んだ後、舌が痺れるような感覚になったこともある。
    それはすべて科学合成添加物の仕業なのだろうか?

    冒頭に書いたように、今の時代、添加物のない食品に出会えるのは少なくなっている。それゆえに、買う時に成分表や材料名をきちんと確認して、少しでも毒性のあるものを買わないようにするしかないと思えてきた。

著者プロフィール

1954年生まれ。栃木県宇都宮市出身。宇都宮東高校卒、千葉大学工学部合成化学科卒。消費生活問題紙の記者を経て、82年よりフリーの科学ジャーナリストとなる。とくに食品添加物、合成洗剤、ダイオキシンなど化学物質の毒性に詳しく、講演も数多い。
 著書 『食べてはいけない添加物 食べてもいい添加物』『コンビニの買ってはいけない食品 買ってもいい食品』『子どもに「買ってはいけない」「買ってもいい」食品』(だいわ文庫)、『食べるなら、どっち!?』『使うなら、どっち!?』(サンクチュアリ出版)『新・ヤマザキパンはなぜカビないか』(緑風出版)、『花王「アタック」はシャツを白く染める』(同)、『喘息・花粉症・アトピーを絶つ』(同)、『健康食品は効かない!?』(同)、『ファブリーズはいらない【増補改訂版】』(同)、『どう身を守る? 放射能汚染』(同)、200万部のベストセラーとなった『買ってはいけない』(共著、金曜日)など。2014年9月には『新・買ってはいけない10』を出版。

「2023年 『食品添加物から身を守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

渡辺雄二の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×