- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784391147278
作品紹介・あらすじ
“「育児を楽しむ」ってどうやって!?
その答えがスーッと心に入ってきました”
――くわばたりえさん(お笑いタレント・3児の母)推せん!
●私、赤ちゃん苦手なのかも……
子育てはうまくできないことばかり/赤ちゃんをかわいいと思えない/なんだかいつも悲しい気分の中にいる/育てやすい子、育てにくい子/育児の悩みは宝物/みんな素敵なママに見えてしまう/私たちは「比べる」いきもの/育児はコミュニケーションの練習/パパとママと赤ちゃん、新しい家族のかたち
●まずは「ママとしての自分」を育てよう
どうやってあやしたらいいの?/与えるのではなく、応える/泣き声の翻訳を変えよう/赤ちゃんが泣くのは悲しいから?/ママとしての起床時間を決める/「日常」の流れを組み直す/「非日常」を楽しむ余裕を持とう/自分の健康に気をつける/姿勢が気分を作る/赤ちゃんとのコミュニケーションに慣れる/「受けとめる」と「言いなりになる」
●理想のママ、理想の育児って?
悩むことは大きな愛情/あなたの理想はどんなママ?/母のようになりたい? なりたくない?/自分の母親と自分を切り離す/もしも完璧なママだったら……/子育ての「失敗」「成功」ってなんだろう/怒らないママなんてありえない/その怒りはどこから出てきたの?/自分らしいママを目指そう/これだけは大事にしたい―睡眠・運動・食事/ひき算の育児
●「考え方のクセ」を知ろう
私ってこんな人間だったの!?/考え方を変えれば、悩みはグンと軽くなる/「考え方のクセ」の種類/頭の中の声に気づく/「心のつぶやき」にツッコミを入れてみる/ほかの考え方だとどう感じるかな?/「行動」を変えると気分は変わる!/人と話すことでヒントをもらおう/自分の「好き」「嫌い」をもっと感じよう/「ふつう」の幅を広げよう/自分を好きになるための習慣/コントロールしたい気持ちを手放す
●苦手だって、大丈夫!
「苦手」はなくさなくてもいい!/そもそも「わかりあえる」と思わない/「赤ちゃんのために」と思えないときは/赤ちゃんはずっと赤ちゃんのままではない/子どもに謝れる親になろう/「ありがとう」を声に出す/育児の自信を積み上げよう/「赤ちゃんが苦手」をふっとばせ!
感想・レビュー・書評
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赤ちゃんも子どもも苦手です。でも、自分の子どもは望んで産んだ。なのにかわいいと思えない。それがすごく罪悪感だった。救われたくて手に取りました。
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第二子が生まれて幸せに浸ったのもつかの間、まだ一緒に自宅で過ごせてはいない。
しかし、面会に行った時、生きていてくれたことに、大きくなってくれることに、ちゃんと泣いて、排泄することに喜びを感じているのだ。
と言うと、子供が好きないいお母さん、のようだがいやいや、かろうじて赤点を免れている母親なのだ。
子供は騒ぐし、常にリスクだらけだし、自分の人生を大きくかき乱す、ちょっと厄介な存在。
実は、子連れで死のう、と思いつめたこともある。
だから本書を、反省をこめて手に取ってみた。
みんな素敵なママに見える。
SNS隆盛の現代は特にそう思いがち。
雑誌やインスタ、テレビのキラキラママ、あれが標準だったらこんなに育児本は出ませんな。
一人目の育休中......服は毛玉や子供の吐いた後、母乳のしみだらけ、邪魔な前髪はちょんまげ、哺乳瓶やら服の手洗いで手はささくれだらけ、当然すっぴん。
埃はふわふわしてるし、私って何やってんだろう。
でも、オムツを替えたり、あやしたり、おっぱいをあげたり、買い物に行ったり、湿疹に気づいたり、ずっと、子供を抱っこしていた。
それで十分。
理想のママになれない。
そりゃそうでしょう。
たった1日、たった数ヶ月で完璧な仕事ができる人はいない。
仕事(家事も含めて)をしていればそれがわかるのに、母親という枠にはめるとみんなすぐに完璧にできると思っている。
その考え方はちょっと固すぎる。
もっと柔軟に。
考え方の癖はないか?
こうあるべき、こうせねばならない......。
それはちょっとずつ変えていけるはず。
育児は難しい。
正解もない。
怒りを抑えられない私は、そんな自分が好きではない。
だからいろいろ模索中。
この本に書いてあるようなこと、なんだ、もう出来ているところだってあるじゃない、そう思えたら大丈夫。
例えば、赤ちゃんに面白いことを仕込む。私もやっていた。
我が家は、ダチョウ倶楽部の「ヤー!」を教えていた。
ブームにはならなかったけれど。
他にも、ありがとうと言える家庭作りというところでは......子供が最近言ってくるのだ、「ありがとって言って!」と。
さっきも言った!と思うけれど、そうすることで、きっと家族はうまくまとまる。
将来、子供が大きくなった時にも、きっと役に立つはずだ。
初めての育児にも、二度目三度目でも、困った時は本書に戻ってみたい。
親である皆さん、ゆるく、頑張りましょう。 -
人生の苦しい局面も、必ず乗り越えていけると、子どもの力を信じてあげること。
子どもが苦境に立たされた時でも、いつも変わらず一番の味方でいること。 -
長男が生まれた頃買って読んだ本。感想を書いている今、長男2歳半。もう必要ないような気がする。
もともと子供が好きで好きで仕方ない、というタイプでなく、また子供と触れ合う機会が少なく苦手意識があった。初めての子育てに不安や心配があって自信が持てずに手にした本。
《心に残った部分の抜粋》
その怒りはどこから出てきたの?
怒りの感情は突然湧き上がる激しいものですが、実はその瞬間的に思える怒りの裏には、その怒りを生み出すもとになる感情が隠されています
赤ちゃんに早く寝てほしい、パパに育児参加してほしい、怒りの裏には自分のかんがえているように、相手に動いてほしいという願いや期待が隠れています。
イライラだけぶつけても相手はどうしてほしいのかまでは伝わりません。怒りに隠された願いや期待を素直に表現してみてください。
子どもに謝れる親になろう
間違えを認める習慣と感謝を伝える習慣は赤ちゃんのうちから身につけてほしいコミュニケーションです。