- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784391147292
感想・レビュー・書評
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役者、歌手、落語家、実業家、ゲームクリエーターなど様々な分野の著名人のとっておきのひと皿が紹介されている。NHKサラメシのコーナーで紹介されたものをまとめたものなので、見覚えがある人も多いのでは。
34人の34皿、どんなお料理なんだろうかとわくわくして読んだけが、さすが日本人。うなぎと天丼が圧倒的に多い!(笑)
お寿司かなと思ったけれど、お寿司は少数派。
一流の人は精のつくものを食べるのかな。
特に印象深いひと皿は、中村勘三郎さんのインドカレーかな。ここまで常連になるのってすごいな。天国でも美味しいカレー食べていることでしょう。ナイルってテレビでは良く見ていたけれど、歌舞伎座のすぐ目の前なんですね。一度行ってみたいな。
あとは小林かつ代さんのロールキャベツ。とろとろになるようにあえてランチの終わり頃に食べに行くというエピソードが微笑ましい。洋食を愛した昭和を代表する料理研究家が、家庭にもその味を伝えたんだなと思うと感慨深いものがあった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
NHK「サラメシ」のコーナーの書籍化で往年のスターや著名人の愛したお昼の紹介本。
読んでいると脳内でちゃんと中井さんの口調に変換されました。あの語り口がまた良いんですよね。 -
各界の著名人34人の通った店、惚れた味が収録されています。勝新太郎「ハンバーグ」、原田芳雄「天丼」、佐藤慶「醤油ラーメン」、本田美奈子「しょうが焼き」、島倉千代子「パスタとピザ」、岸田今日子「ナスカレーと炒飯」、尾崎紀世彦「ネギソバ」、夏八木勲「チキンカレー」、三國連太郎「ステーキ丼」etc。「ああ、あの人はこんな雰囲気の店でこんな昼ご飯を楽しんでいたんだ」という思いもさることながら、みんなお亡くなりになって、生前の姿を思いつつ、寂しい気持ちになりました。
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熱すぎず、じめっとし過ぎてもいず。物足りなくもあるけど、いろいろな人の横顔をちょっと覗き見る感覚でさらっと読むにはちょうどいいかな。