- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784391148695
作品紹介・あらすじ
エリザベス女王の次は、ウイリアム王子が国王に!? チャールズ皇太子は60半ばを過ぎての即位は厳しい。しかもカミラ夫人は酒浸りとの評判。キャサリン妃が公務で女王のティアラを着用するようになったところを見ると、どうやら女王は、チャールズ皇太子を「スキップして」ウイリアム王子が王位を継承するのを決意したようだ。
――主な内容――
エリザベス女王、カミラ夫人、キャサリン妃の探り合い/ジョージ6世とエリザベス王妃が名君になるまで/エリザベス女王とエディンバラ公の婚約から結婚生活まで/マーガレット王女の悲劇/ウインザー王家20世紀の事件簿/ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚とスキャンダラスな離婚まで/王室の試練/ウイリアム王子とキャサリン妃の結婚生活
*本書紙カバー裏にウインザー王家の系図を掲載!
感想・レビュー・書評
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最近、メディアの話題に上がっているので、つい、図書館で手に取ってしまい読んでみた。
この本が出版されたのは、2016年8月。
読んでいるのは、2023年1月。
時が経てば、人の感情や行動も変わるものだなと、改めて気付かされる。
カミラ夫人は、チャールズ皇太子が即位したとしても、クイーンは名乗れない。
チャールズ皇太子は、ジョージ7世として即位したいと言っている。
と、本書では書いてある。
真偽を問うてるわけではなく、当時はそうだったのだろう。しかし、前提条件や人の行動、感情が変われば、全くちがう方向に動いていくということに改めて気付かされる。
日々、いろんな情報が溢れているが、そこに書いてある「こうなるであろう」に、私は意外と振り回されているのではないか?
英国王室とは関係ないが、ふと思ってしまった。
まぁ、当時のダイアナ人気を考えれば当然かもしれないが、今のカミラ王妃の立ち位置を見ると、カミラ王妃は、本当に再婚した2005年からずーっと耐えに耐えてたのだなぁと思った。
今のマスメディアの好意的なコメントにときの長さを感じる。
チャールズ国王とカミラ王妃がダイアナ元妃にしたことも酷かったと思うけど、チャールズの性格を考えると、女性に対して母性を求めるタイプのようなので、ダイアナ元妃とは合わなかったのだろう。自分の求める人よりも家柄や条件が優先された悲劇だと思う。お互い寂しい家庭で育ち、それを埋めてくれるものを求めてしまった。
他にも、エディンバラ公とエリザベス女王の関係やチャールズ国王の幼少期の話など、知らなかった話も多く、興味深かった。
特に、マーガレット王女の話は、本当に悲しいものであった。そして、マーガレット王女の美しさに驚愕。
なるほど、こういう歴史があり、今ここなのか、と納得。
エリザベス女王は、過去のマーガレット王女の件やチャールズ国王とダイアナ元妃の離婚劇等から学び、ヘンリー王子の婚姻を快く迎え入れたのだろう。そして、ヘンリーとメーガンは、過去の出来事を踏まえて、王室の自分たちへの扱いを攻撃しているのか…とあきれつつも納得。
しかし、王室や皇室などの特殊なところに生まれ、その人生を受け入れるのに、常人には理解しがたい思いや葛藤があるのだろう。
個人的には、ウイリアム皇太子家族がとても微笑ましく、ずっと見守っていたいと思わせてくれる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イギリス王室の歴史をゴシップを含めて書かれていました。
確かに若い頃のエディンバラ公はかっこいいしマーガレット王女可愛い。
ウィリアム王子の笑顔も言われてみればダイアナ元妃にそっくり。
ダイアナ元妃は自伝を読んでも精神的に弱そうとは思いました。
子育てや離婚後の慈善活動を積極的に取り組む姿を思い出すと賢い女性なんだな、と思いました。
自身の立場を逆に利用して強いなぁ。
ただ著者はイギリス王室を神聖視?している節があるので注意。