塾講師にだまされるな!

著者 :
  • 主婦と生活社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391148855

作品紹介・あらすじ

中学受験ブログ不動の首位独走! 現役塾講師の話題のブログ待望の書籍化。圧倒的黒さと面白さでつづる合格の極意。

(「はじめに」より抜粋)
毎年です。
「見栄から生まれた高すぎる目標」
「親の期待とかけ離れた子どもの偏差値」
「最新の受験事情に対してあまりにも無知な保護者」
そういうものを見て、戸惑いを覚えるのは……。

しかし、そんな状況に直面した時、たった一つの言葉で、保護者の財布のヒモがゆるむ場合が
あります。そして、その場にある問題点を隠せてしまう場合があります。
真剣な表情で、保護者の眼を見つめ、
――お子さんの未来のために、一緒にがんばりましょうよ。

みなさんは、大丈夫ですか。この「子どものために」という言葉。受験産業で、気軽に飛び交う、恐ろしい言葉。この言葉に、コロッとだまされていませんか。
(ただし、だましている方も、だましている自覚がないことが多い)

馬鹿げている。頭がイカれている。そう思うかもしれません。でも、そのイカれた光景が、中学受験の世界には実際に存在します。そして、この本は、イカれた中学受験の現場で稼ぐ、黒い講師が著したのです。

小6の秋以降、中学受験のイカれた世界は、激しさを増します。行き詰まって、暴言を吐きまくるパパがいます。「学べ学べ」と鞭をふりまくる、狂乱気味のママがいます。根拠もなく、勝ちを盲信するあわれな子どもがいます。そして、そのような状況から稼ぐ、塾講師もいます。
気をつけてください。変な方向に引き込まれないように。次に、この世界に入り込むのは、この本をお読みの、あなたかもしれませんから。
「子どものため」にも、だまされることのないように、注意して欲しいと思います。(略)

第一章 これが中学受験だ!
前編 実録★入試までの死闘61日
第二章 子どもをつぶす親
第三章 これが中学受験だ!
後編 入試が始まっても地獄
第四章 塾講師の黒いテクニック
第五章 間違いだらけの志望校選び
終 章 黒い講師にメールで直撃! Q&A

感想・レビュー・書評

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  • 何、この本

  • だいたいの書籍は受験をきれいに語ることが多いが、本書は生々しかった。ある程度は面白おかしく書いているのであろうが、本当にこういうことってあるんだろうな。

  • 実在の講師と子供そして両親との具体的なやりとりが面白かった。ただし、当然ながらこのような例は特別であり、ほとんどのケースはもっと平凡なものだと思われる。平凡な内容では本として成立しないだろうから。
    ここまで極端なケースではないにしても、我が家も娘が中学受験を控えているので、あるある的なところもあり、塾を一方的に信頼しないように注意したいと思う。
    特に講師との面談等でも対応が一般論的な話が多いところは気になる。本書にある通り、個々の子供の状況に合わせた対応を今後はもっと求めていきたいと思う。(個別対応ではないので限度があることは承知しているが)

  • 利益追求社会なのですから、塾講師の想いなんて、こんなもんでしょう。事前に説明した料金に則った仕事ですので、黒い、訳ではないと思います。単に、塾講師と言えども、生徒の事だけを考えているのではなく、当然、売り上げベースで考えているのですよ?と、いう、一般常識を知らない、先生と言う職業に対して清廉さだけを求めている人から見ると、え?ってことでしょうけれど。ま、そんな、個別塾講師の、受験までのとある半年?位の時期を時系列に、数名の生徒の例を挙げて対応や思い、売り上げについて書いてあります。志望校選びのチェックリストや男子校、女子高、共学との違い、校内見学のポイントなど、まぁ、楽しくサラッと読めました。

  •  仮に塾での成績が上がらなければ、あるいは成績が下がれば、受講しているコマ数を減らし、基幹講座の復習の時間を回復させそれを徹底する。
     模試も減らせるだけ減らし、自分の頭を使う勉強時間を増やす。

     それなのに……。塾の利益構図と矛盾することは勧めないということに気付くのは容易ではなさそう。

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