[コミック&エッセイ]ママは悪くない! 子育ては“科学の知恵"でラクになる

  • 主婦と生活社
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391149463

作品紹介・あらすじ

放映されるやいなや、大反響を巻き起こしたNHKスペシャル「ママたちが非常事態!?」。

「孤独な子育て」
「産後のイライラ」
「夫への不満」
「夜泣きや寝不足でフラフラ」……

産後のママたちの現実を深く掘り下げ、
「最新科学」の視点から、解決ヒントを探った番組は
第1弾、第2弾と放送されて
母親たちの圧倒的共感を呼びました。

「子育てがキツイと思うなんて、
母親失格ではないだろうか」

「せっかく授かった子どもなのに、
かわいいと思えないときがあるなんて
子育てに向いてないのかもしれない」

「夫に対して、些細なことでキレてしまう自分がイヤ」

もしも、そんな不安や不満を抱えた瞬間が
これまで1度でもあったのなら、
ぜひ手にとっていただきたい1冊です。

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産後まもない「高齢出産」の漫画家が
番組で得られたヒントを
実践するコミックエッセイは抱腹絶倒!
そのほか、
番組に出演した専門家による特別コラムも
たっぷりと収録。

育児にまつわる真実と解決アイデアが満載です。
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感想・レビュー・書評

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  • 夜泣き、イヤイヤ、人見知り。
    頼りにならない夫へのイライラ。
    孤独感、ママ友できない焦燥感。

    すべては科学の言葉で説明可能です。

    子育てはそもそも共同養育という形が自然である。
    それをお母さん自身が理解し、
    子供を預ける、頼ることに
    「罪悪感」を感じないでほしい。

    言っていいんです、
    子育て、一人じゃ無理!
    そういうふうに、人間はそもそもできてない!

    子育てはママだけのものではない。
    必要以上に背負いこんでいいた
    「母親としての責任」
    という重たい荷物を肩からおろせたとき、
    心から思えます。「子育てって幸せだ」

    いろんな人がいろいろな形で
    子育てに手をさしのべることができる。
    社会を変えていくヒントがここにある。

  • 借りたもの。
    NHKスペシャル取材班『ママたちが非常事態!?』( https://booklog.jp/item/1/4591152758 )のマンガ版。
    生物学的に見ても、女性のみでのワンオペ育児が“非自然”であることを指摘。
    母親が出産で体力消耗、傷ついていること。
    乳幼児が父親(おかあさん以外)に抱っこされて泣き出すのは「おかあさんがいい」のではなくただの人見知りで、脳の発達段階の途中なだけであることなどを解説。
    妊婦のホルモンバランス、男性の愛情に関わる脳波、子供の愛着に関する脳の発達について……
    「母親が~」「父親が、イクメンが~」という夫婦関係や極端な片親視点ではない。妻・母、夫・父、子のそれぞれの違いや身体と心の変化を描いている。

    石井希尚『結婚に遅いということはない』( https://booklog.jp/item/1/4906732763 )で、クライアントの男性が、出産の立ち合いに来なかったことをいつまでも責める妻の例を出し「もう取り返しのつかないことで怒っている」と言っていた。しかしこの本で、エストロゲンの減少、オキシトシンの影響で、育児・出産に非協力的だと「敵」認定しすること、ホルモンの影響は記憶に直結しやすいことからその恨みはずっと残ることが“科学的に”指摘され、モヤモヤが解消した。

    マンガな分、男女ともに気兼ねなくさらっと読めると思った。絵も、男性向け、女性向けに偏らない中庸なテイストだし。
    文章では余計に男性に伝わる文体、女性に伝わる部分が分かれ、互いに「押しつけだ!」「誤解だ!」と受け取りかねない部分が緩和される。

    男性はやっぱり、仕事ばかりではなく家事育児に参加した方が良い。その方が脳(心)にも良い傾向を与えていた。おじいちゃんが孫煩悩になるのも、仕事が手を離れて余裕が出てきたからとか……体力衰えてからなんてもったいない。

  • 2歳児の父親です。イヤイヤ期の子供への接し方と、子育て中の妻との関係構築の参考になればと本書を手に取りました。
    誰もが悩む育児あるあるトラブルを科学的に納得感を持って説明してくれており、なーんだしょうがなかったんだと心が救われました。また父親としても子供と、そして妻とどう接すればいいのかをあらためてポジティブに考えられる本で、手に取って良かったです。

  • 赤ちゃん、母、父の不思議な行動の理由を、科学的に説明しているだけでなく、「あるある」が詰め込まれているので、所々で爆笑できる。これから出産する人やその家族、今まさに苦しみながら子育てをしている家族に読んでほしい‼️

  • NHKで見てはいたが改めて読むと理解が深まった。テレビで見たときは、原因は分かったけど、じゃあどうしたらいい?と思う事も多かったのだが、全ては解決してないけれどこういうやり方もあるなと思えた。でも結局、根本的に社会の問題だと思う。当事者が知って楽になるという部分はあるが、そもそも興味なくてこういうの見ない方にこそ知ってほしい事なのかもしれない。だからって当事者にならないとわからない事、興味が向かない事は実体験を通しても分かる所ではあるのだが。当事者がいうと被害者ぶってる、〇〇様と言われてしまう社会。少しでもこういう公の場で情報発信してほしい。お互いに少しの優しさを持てる社会の一員になりたい。

  • 読みやすくて、内容に納得感がある!

  • 共同養育してもらうように
    孤独を感じさせるような脳になっている

  • 長男出産前に読んでおきたかった。
    子育てが辛いと感じるのはエストロゲンやオキシトシンによる本能や核家族化が進んだ社会のせい!
    夫婦円満のためのコツが書かれていて、パパにも読んでもらいたい内容だった。
    タイトルが違ったらパパにもおすすめしやすかったな。

  • 物事には理由があることを改めて学びました。
    子供が産まれる前に読めて良かったです。
    この本に書かれてる内容をより多くの人が知ることで社会も変わってくるかもしれませんね。

  • 出産前にこれを読んでいたことで、心の準備ができた。産後、読んでいた通りママにとって辛いことがあっても、「これ本に書いてあった!みんな通る道なんだ」と大きく構えることができてだいぶ心が楽になった。夫にも読ませました。
    周りにもお勧めしています。
    描き方も面白くサクッと読める。

  • この本を読んだだけで子育てがラクになるわけではないが、知っているだけで少し肩の荷が下りる話が満載だった。

    産後うつ、夜泣き、人見知り、イヤイヤ期…など親が悩むトピックはたくさんある。それぞれホルモンの関係だとか発達の段階だという説明までは知っていた。ただ、どうして親を弱らせるような現象が、長い人類の歴史の中で淘汰されずに残ってきたのかは疑問だった。ママだって、パパだって大変だ。それに対して、脳科学、人類学、霊長類研究の知見からの説明がなされている。

    この本に書いてある、産後の孤独感は共同養育を促すため、というのは目から鱗だった。現代社会が子育てにフィットしていない可能性があるということになる。だからといって昔ながらの地縁血縁の濃い関係に戻ると別のストレスもありそうなので、お金を媒介にして、罪悪感なく他人に頼っていくのが現実的な落としどころになるのだろう(介護のように、育児も市場化?)。

    漫画で読みやすいのも疲れたママにぴったり。ママだけではなく、ママを取り巻く家族も読んだ方が良いと思う。親しみやすいイラストで気軽な気持ちで読んだが、思いがけず考えさせられる内容だった。

  • 面白かった。こういう特集や書籍を、世の中のパパに広めたい。

  • 漫画で読みやすいが、科学の知恵でと記載されていた内容は、期待していたより薄かった。

    育児は集団で行う前提になっている
    イヤイヤ期は前頭前野の発達の過程
    オキシトシンは愛情ホルモンでもあるが、攻撃性もあがる

  • 漫画なのでとてもサクサク読み進めていくことができて、勉強になりました。

  • 2021.02.13

  • 夜泣きは妊娠中のエコモードが終わってないからなのか
    衝撃
    時差ボケ直してから生まれてほしい、、、

    イヤイヤ期は我慢脳みそ部位がまだ発達していないというのはよくわかった
    視覚で補助しながら脳みそが育つのを待つしかない

  • 夫が抱っこしようとしても泣いているのは興味があるけれども警戒心の方が強いというのがわかってよかった。夫もこの本を読んでから子供と目を合わせないようにそっと後ろから抱っこをするように試みています。


  • NHKの番組をもとにつくられた漫画。
    科学的な説明を交えて、なぜ母親が辛いのか?を説明している。
    エストロゲン、オキシトシンと名前はよく聞くけど覚えられなかったが、しっかり理解できた!

    ポイントは
    人類(女性)の脳は共同養育をするために何百年もかけて進化した
    →しかしここ数十年で核家族化、共働きなど社会が大きく代わり、子育て環境も変わっているので脳の構造と剥離してきていること。

    産後の家族の鍵はオキシトシン(家族の絆形成ホルモンといえる!)
    →お互いを敵と認識してしまうと、記憶とも結びつくので夫婦仲が悪くなってしまう原因にも…
    逆に味方と認識すると、その後も仲良くいれる可能性が!

    夜泣きは赤ちゃんが胎児のころに、私に気を使ってくれてたからだと知りなんだか感動しました。笑

  • マンガなので読みやすく参考になった。

  • 科学の知識をもつだけで、自分の感情や主人の行動に理解が産まれる。

    さくっと読めて!さくっと面白かった!

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著者プロフィール

ふじい まさこ
千葉県在住漫画家・イラストレーター。おもにコミカルタッチのイラストで雑誌や書籍で活動中。
自著に『育犬ビビ日記』(緑書房)などがある。
 

「2020年 『「赤ちゃんってどうやってできるの?」にきちんと答える親になる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ふじいまさこの作品

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