親なるもの断崖 1 (エメラルドコミックス)

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著者 : 曾根富美子
  • 主婦と生活社 (1991年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391904420

親なるもの断崖 1 (エメラルドコミックス)の感想・レビュー・書評

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  • 衝撃的。漫画だけど一気読み

  • 残酷過ぎて…

    この後この女の子はどうなっちゃうの?

    お仕置きされちゃうのかな。

    不細工な子はどうなるのかな。

    あんなぺらぺらの格好で北海道にやってきて、親に売られて。

    室蘭にそんな残酷な時代があったんやね。

    北海道にそんな事があったんやね。

    北海道というか、東北の人というか、日本にはそういう貧乏な時代があって、その人達が、そういう事とか、戦争とか、色んな事を踏ん張ってきてくれたから、今があるんやね。

  • 昭和の初め、青森の貧村から室蘭へ売られていった4人の娘の話。

    男尊女卑・家父長制が強い時代、天候により飢饉により娘を売るしか一家の活路がない時代、何の罪も、悪いこともしていない、ただ小作の子供に生まれ、女に生まれただけの娘が否応なしに背負わなくてはいけない運命。

    罪人よりもひどい扱いを受ける惨さ、おかしさを、誰もおかしいと感じず、本人は諦観し、周りは沈黙する。
    そして悪賢い人間は舌を出しながら、弱い人間を虐げ、搾取する。
    それが当たり前のこととしてまかり通る時代。
    北海道の鉄道の枕木の1本1本は人柱で出来ていると言う程壮絶な犠牲の上に今の発展があること、それは人権についても同じで、数えきれない犠牲と闘争の上に現代の人権感覚が作られている。

    自分で自分を卑しめてはいけない。もう戻れなくなる。自分で自分の評価を下げれば、人はそれに従うだけで、誰も評価を上げたりはしない。自分で自分を大切にしなくては、守り続けなければ、誰も守ってくれない。
    死んでいた自分が娘を持つことでもう一度息を吹き返し、そしてまたその娘のために自分を捨てる。娘の元を離れひとり暗がりでタマゴを売るお梅がつらすぎる。

    反戦運動の歴史を考えると、戦後70年経った今でもその犠牲は強烈で、彼らはその魂を捨てることなど絶対にできない。
    人間がいかに酷いことができるか、道を外してしまった人間がどれ程狂気になりうるか。狂気の時代におかしいものをおかしいと命をかけて己を捨てて突き通した強さを、彼らの根っこにはそういうものがある。

  • 売春防止法施行まで室蘭(作者の出身地)に実在していた、政府公認の?幕西遊廓(まくにしゆうかく)?を舞台にした重苦しく壮絶な人間ドラマ。

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