ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門: 豊かな人生の技法

  • 春秋社
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393132845

作品紹介・あらすじ

ヴィパッサナーは、からだと心の現実を探索するきわめて実践的な瞑想法である。この瞑想法をおこなえば自分のなかにひそむ問題をさらけだし、それらをすべて解決することができる。さらに潜在能力をフルに発揮させ、自分の幸福のみならず全人類の幸福のために、その能力を生かすことができるだろう。

感想・レビュー・書評

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  • ゴエンカ氏の講話が集められているものかな?ブッダの寓話は、わかりやすく読みやすい。

    時間さえあれば、自分も10日間のコースに行ってみたくなった。日本だと、京都と千葉にあるらしい。


  • この本で「瞑想」は近年の脳科学などの分野から研究されているものではなく、インドで伝えられてきた仏教の宗教的な側面から書かれている。
    また瞑想の方法だけでなく、苦しみの正体や人間が様々なものに囚われる原因など細かく解いている。


    瞑想を人生のライフハックや心身の健康のためという目的で行うなら書店のマインドフルネス関連の書籍やYouTubeの動画を見たほうが良いだろう。


    実際に本場の瞑想者の話をもとに書かれているので、読んでみると最近のマインドフルネス関連のネット記事よりもずっと深く瞑想というものを知ることができる。
    自分の真の幸せを追求したい、または瞑想のルーツを知りたいという人には一度読んで頂きたい本です。

  • 分裂して大乗と上座部に分かれる前の、原始仏教の仏陀の悟りの内容を、他に類を見ないほど正確に、簡潔に、わかり易く書いている。タイトルに瞑想入門とあるが、ほとんど「悟り」についての説明。タイトルで「怪しそう」と思って読まないのは非常に勿体無い。
    これで2300円は安すぎると思う。

  • コロナ禍で出会った本。
    頭の中に渦巻く思考を手放し、今を大切にする為の考え方、訓練方法が書かれていた。
    身体の感覚に意識を持ち、常に変化、反応の中で冷静に温かくセルフコントロールをおこなう訓練。
    流行りのマインドフルネス生活に取り入れてみます‼︎

  • 以下ネタバレ
    ヴィパッサナー:洞察
    第一章 真理の探究 
    真理探究の方法は自己洞察、自己観察の道
    教えを基に自分の足で道を切り開き涅槃へとたどり着く

    ゴーダマ・シッダッタ=ブッダ ”さとりを開いた人”
    ニッバーナ:真理、ダンマ:ブッダの教え
    ヴィパッサーナ瞑想は最低10日間の瞑想コース
    ニルヴァーナ:涅槃

    第二章 出発点
    苦の要因は自分自身の中にある
    人間すべては5つのプロセスより構成されている
    1つはからだ、4つは心のプロセス
    もの(Matter)
    こころ(mind) 4つのプロセス
    意識:ヴィンニャーナ、知覚:サンニャ、感覚:ヴェーダナー、反応:サンカ―ラ

    誰かが間違って人を苦しめようとするときは善意をもって平静な状態でやめさせる。
    憎しみや怒りで行動すると状況は悪くなるだけ。

    世界平和が実現していないのに自分だけ幸せな人はうわべだけの幸福に満足しているだけ。

    第3章 苦の直接原因
    カルマ; 運命 自分の行為、行動の中に苦があり、苦を止める鍵もある
    三種の行為; 行為はからだ、言葉、こころによるもの 心の行為こそ、真のカルマ
    純粋な心で話したり行動したりすれば寄り添う影のように幸福がついて離れない

    苦の原因;意識で何か起こったという情報を受信、知覚でデータを分類、感覚で前おこった2つのプロセスを知らせる、反応が受動的➡能動的に因果の連鎖を引き起こす 

  • ゴエンカ氏を知ったのは、1999年のこと
    そこから生活にメディテーションを取り入れるようになりました。
    こういう優れた人に出会えるか否かで人生の穏やか度は格段に違うとシミジミ感じます(-_-)良書です。

  • ●動機
    本解説しもん塾で視聴した。
    https://www.youtube.com/watch?v=oyQDoP_0RtA

    アマゾンの読者レビューには質の高いレビューが揃っていて高評価なのでさらに読みたくなった。

    日本ヴィパッサナー協会
    https://jp.dhamma.org/ja/

    日本ヴィパッサナー協会(一般社団法人)京都ダンマバーヌ
    にほんう゛いぱつさなーきようかいきようとだんまばーぬ
    〒622-0324 京都府船井郡京丹波町八田岩上奥2-1
    0771860765

  • 非常にわかりやすい文体で、じっくり読むべき本。パーリ語がキーワードとして多数出てくるので、それらを理解するためには何度も繰り返し読むべきだろう。多分、読めば読むほど、心に染み込んでくると思われる。

  • 原題は『The Art of Living: Vipassana Meditation: As Taught by S. N. Goenka』(1987年)である。アート・オブ・リビングは通常「生の技法」と訳される。日本語の技はテクニックに近いイメージがあるので「生きる業(わざ)」としてもいいのだが、今度は業(わざ)が業(ごう)につながってしまう。とはいえ「生の芸術」だと直訳すぎるし、「生の嗜(たしな)み」だと控えめすぎる。ここは思い切って「洗練された生き方」でどうだ? 個人的には「流れるように生きる」と受けとめている。
    https://sessendo.blogspot.com/2019/12/blog-post_10.html

  • 入門編と言うだけあって、凄くわかり易く解説されている。少しでもやってみようと思う気持ちが出てきたら、僅かずつで良いので初めて見ること。
    必ず日常生活に良い影響が出ることは間違いない。

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