インドの「一元論哲学」を読む: シャンカラ「ウパデーシャサーハスリー」散文篇 (シリーズ・インド哲学への招待)

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  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393133729

感想・レビュー・書評

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  • ネオ・アドヴァイタと呼ばれる現代の一元論のグルたちの本をよく読むので、そもそもの一元論とは何か、と興味を抱き読んでみた。8世紀頃にいたインドのシャンカラの哲学等の紹介。確かに、あなたは誰か、とか、認識主体は決して認識対象とならない、など、現代のアドヴァイタのグルたちがいっていることと同様のことが語られている。インドではこんな昔から認識と認識主体、など延々と議論されてきたようであり、改めてインドってすごい国だな、と思う。

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著者プロフィール

1948年生まれ。東京大学で博士(文学)号を取得。
現在、國學院大學名誉教授。
著作に、『インド哲学七つの難問』(講談社選書メチエ)、『仏教誕生』(講談社学術文庫)、『仏教かく始まりき パーリ仏典『大品』を読む』『インド哲学の教室』(春秋社)、『わかる仏教史』『ブッダが考えたこと』(角川ソフィア文庫)、『勝宗十句義論』(臨川書店)、『新訳 ミリンダ王の問い』『インド哲学教室1 インドの死生哲学』『[全訳]念処経』(花伝社)など。

「2023年 『インド哲学教室2 インドの唯名論・実在論哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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