はじめての宗教学: 『風の谷のナウシカ』を読み解く〔新装増補版〕

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393203057

作品紹介・あらすじ

3月11日の東日本大震災後、世界中が称賛した被災者の態度。加筆した「付録2 日本人にとっての自然-恩恵と脅威」では、こうした態度のルーツを日本人の自然観や神観念の中に探る。

感想・レビュー・書評

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  • 本書に記載の通りだが、ナウシカを起点として宗教の話をしていくので、ナウシカ解説書ではない。
    他書ではあまり出てこない性と宗教について言及されている点が興味深かった。処女性に霊的能力を見出すという指摘は面白い。

  • 宗教学の入門書というより、宗教学の理論などを用いて、ナウシカをいかに分析するかという理論適用の例というのが第一印象だろうか。丁度この本を読んでいる今、何らかの宗教理論を使って映画を分析しなければならないという事態に追い込まれているため、色々と参考になる点は多かった。ただ、宗教学の理論研究でもなく、ナウシカに興味もない人がこの本をどうやって楽しむのかというと、ちょっと「はじめて」にしては間口が狭いような気がしないでもない。

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著者プロフィール

一九五三年、神奈川県に生まれる。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化研究センター客員助教授、中京女子大学助教授などを経て、現在、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学(チベット・日本密教)で、とくに修行における心身変容や図像表現を研究。著書に『マンダラとは何か』(NHK出版)、『密教』(ちくま学芸文庫)、『はじめての宗教学』『お化けと森の宗教学』『千と千尋のスピリチュアルな世界』『カラーリング・マンダラ』『お坊さんのための仏教入門』(以上、春秋社)、『空海と密教美術』(角川選書)ほか多数。

「2019年 『密教の聖なる呪文 諸尊 真言 印 種字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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