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- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393285039
作品紹介・あらすじ
S・ハンチントンの『文明の衝突』が世界中の注目を集めたように、ボスニアの民族浄化やアメリカ大使館爆破事件を起こしたイスラム教とキリスト教の対立をはじめ、宗教は世界中で紛争の火種となっている。進むべき針路の見えぬ混濁の世界情勢のなかで、諸宗教はうまく共生し、世界平和に貢献できるのか。この難問を「『自己変革型』の宗教間対話」という視点から渾身の力をこめて追及した注目の書。
感想・レビュー・書評
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宗教間対話について論じられた本の中では比較的古めの本。といっても2000年出版なのだけど、まだ素朴に「多元主義さえ実現できればなんとかなる」というような楽観主義的な態度が散見される。
勿論この本自体の価値というのは、近年において勃興した宗教間対話の祖型を示すものとして依然としてあると感じられるし、それぞれ細かいところでは「なるほど」と思わせるところもある。
ただ、現代的な宗教間対話の議論をとりあえず追っていくためには2004年以降の書籍を参考にしたほうが良いかなという印象。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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