イエスはいかにして神となったか

  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393323328

作品紹介・あらすじ

メシア、神の子、真の神にして真の人、イエスとはいったい何者なのか?三位一体とはどういうことか?イエスの生涯と使徒たちの活動から、異端との抗争や夥しい殉教者を出した迫害、それが一転、ローマ帝国公認宗教となり、政治に翻弄され、激しい内部対立を経て、基本教理を確立していく五世紀にもわたる思想闘争と人間模様をドラマチックに描くフランスのベストセラー。

感想・レビュー・書評

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  • 原書名:Comment J?sus est devenu Dieu

    第1部 同時代の人々から見たイエス―紀元1世紀(史資料;逆説の人;特異な存在;超自然的な人物;ユダヤ教聖書の成就―「人の子」;ユダヤ教聖書からはみ出る「神の子」;後世の論争の発端―イエスは人か神か)
    第2部 複数のイエス―2~3世紀(異教の地でのキリスト教徒;一つの革命、ヨハネと神の言;神なる人についての疑問;ユダヤ人キリスト教との新たな対立;グノーシス主義あるいは歴史的イエスと形而上学的キリストの対決;キリスト教正統教義の出現;静けさの前の嵐)
    第3部 神なる人―4~5世紀(キリストと皇帝;ニカイアで初めての公会議;アリウスの巻き返し;コンスタンティノポリス公会議、ある普遍的な勝利;ネストリウスと「神の母」;エフェソスの「戦い」;カルケドン公会議、キリストの二つの本性について)

    著者:フレデリック・ルノワール(Lenoir, Frédéric, 1962-、マダガスカル、社会学)
    訳者:谷口きみ子(翻訳家)

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著者プロフィール

1962年生まれ。スイスのフリブール大学で哲学を専攻。雑誌編集者、社会科学高等研究院(EHESS)客員研究員などを経て、2004年に『ル・モンド』の宗教専門誌『ル・モンド・デ・ルリジオン(宗教の世界)』編集長に就任。2006年、『精神性小叢書』(プロン社)を創刊。宗教学、哲学、社会学から小説、脚本まで多彩な分野で活躍し、フランスの思想界、読書界で最も注目される著者の一人。数十冊の著書は25カ国で翻訳され、日本語訳に『仏教と西洋の出会い』『人類の宗教の歴史 9大潮流の誕生・本質・将来』(トランスビュー)、『ソクラテス・イエス・ブッダ』『生きかたに迷った人への20章』(柏書房)『イエスはいかにして神となったか』(春秋社)など。vv

「2012年 『哲学者キリスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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