天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIV

  • 62人登録
  • 3.61評価
    • (3)
    • (5)
    • (10)
    • (0)
    • (0)
  • 4レビュー
  • 春秋社 (2006年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393332481

天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIVの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 表題のテーマが少しずつ異なる切り口で語られる鼎談集。あとから加筆されている部分が多い割りに、(特に宮台発言)同じような内容が反復されるのが少しうっとおしい。しかし右から左までうまく話をあわせ(つつ裏切)る技はなかなかのもの。

  • 日本人がこれから依存体質を改めて、自立するにはどうしたらいいのだろう。日本人のヘリテージって何だろう。そもそも「ニッポン」なのか「ニホン」なのか。

  • 印象論なのだけど、どうしてもやっぱり「なぜそうなったのか」ということを、歴史から内在的に解きほぐす、という視点が無いことに違和感を覚える。明治維新からは脱亜入欧で、戦後は経済発展での立ち直りでみんな頑張ったんだけど、今はそういう目的が無い。という神保の指摘もそうだ。右翼も左翼も罵倒する宮台の視点は、現状としては当っているのかもしれないけれど、「憲法パトリオティズム」を生み出すチャンスが戦後にはあったのに、それは経済発展の前に潰えた、ということを指摘するだけで、それがなぜだったのか、ということろを日本の社会の中から内在的に原因を引き出していない気がする。

    まあそれでも、「つくる会」への批判なんかは、歴史学会がこれまで出していなかった形ででの批判だと思うし(多分)面白かった。あとは、なんでも二元論的なわかりやすさに還元してしまう(というかそうしないと理解できない)日本社会の現状なんかは僕も強くそう思う。

    一番面白かったのは大塚英志のところだったのだけど、僕もやっぱり大塚派だなあと感じる(それこそ、宮台と大塚がどっちが「好き」か「嫌い」か、という問題かもしれないが)。今はサッカー日本代表を応援するのも単なるお祭り騒ぎ程度の軽い気持なのかもしれないけれど、それがいつの間にか、ウルトラナショナルの論理にすり返られてしまう可能性があるんじゃないかと、そんな気がしてならない。論理的にどう入れ替わるのか、っていうところまではまだ説明できないけれど、すくなくとも、そういう危惧は持っていたほうがいいんじゃないかなあ、とは思っている。

全4件中 1 - 4件を表示

神保哲生の作品

天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIVを本棚に登録しているひと

天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIVを本棚に「読みたい」で登録しているひと

天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIVを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIVを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIVを本棚に「積読」で登録しているひと

天皇と日本のナショナリズム_神保・宮台マル激トーク・オン・デマンドIVはこんな本です

ツイートする