いきるためのメディア―知覚・環境・社会の改編に向けて

  • 春秋社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393332764

作品紹介・あらすじ

拡張現実、クラウド型コミュニケーション、情報を物質に変える3Dプリンタ。日常に浸透する情報技術によって私たちの生活はどう変化するのか。最前線の探究例から、"未来"を描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • どの章にも発見があって、物事の捉え方にヒントをくれる実例が掲載されている。

  • ドミニクチェンの章だけ。

    ガバナンスには秩序の部分に加えて自由な部分が必要。
    コミュニケーションの成功要件を主体双方の要求が満たされる事と定義すればジョイントアテンション=共通の主題や課題を共有する事/の醸成に肝がある。
    認知コスト=相手の心理を想像するのにかかるコスト
    認知コストの低い場所で恊働が行われやすくなる。
    本当の「理性」や「自由意志」なんてものが存在するのか?

    公正性とはつまるところ確率論である、と考えられる。
    公正性の高い社会=望んだ結果が達成できる確立が万人にとって高い社会

    公正性の最大化とは構成要素のそれぞれが各自の最大限の能力を発揮できるように画策する事

    リグレト//

    認知コストを下げるためのグラウンドルール。宗教。

    ドミニクチェンすげー。ルーマンは社会構成の最小単位を個人ではなく個人間のコミュニケーション(距離)と捉えていたけど、それをこの話に応用すればちょっと平面的でもやっとして部分、(相互作用の影響の考慮がたりないかな)と思った部分も解消できそう。
    距離とメタ視点をたす。

  • 周波数の説明が参考になった。
    数学や電気が嫌いな人に、周波数で考えるとすごく楽だという話しをなんとか伝いえたいが、なかなか妙案がなかった。
    また、Cafe-Wall錯視が空間周波数成文にあるとのことで、なるほどと思った。

  • ・人間の視覚は周波数領域の変化を感じ取りやすいために錯視を起こす?
    ・耳をすまして聞くことは自分の中に意識を傾けることである.

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著者プロフィール

NTTコミュニケーション科学基礎研究所上席特別研究員 

「2020年 『表現する認知科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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