みんなの楽しい修行: より納得できる人生と社会のために

著者 :
  • 春秋社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393333389

感想・レビュー・書評

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  • しばらく前に買って、読んでいたものを再読。2つの基本と8つの道を楽しく実践していけば、道は自然と開けていくこと、今だからこそなのか、実感をもって読めた。

  • より納得できる人生と社会を手に入れるには、日々、何を「行い」、何を「修める(身につける)」のか。修行の考え方や、手法について書かれている本です。

    「修行」というと、ちょっといかがわしいとか、厳しそうとか想像してしまいますが、著者の中野さんご自身のサラリーマン時代の経験なども踏まえており、修行は楽しいものと位置づけています。この本には、著者が影響を受けた方や書籍が紹介されているので、他の本も読んでみたくなるのも、面白かったです。

  • 修行ってつらい?いえいえ人生を楽しくするのが修行なんです。

    食、身体、コミュニケーション、自然、仕事など多岐にわたって書かれていますが、集約すれば「今をていねいに生きる」ということなんだと思います。

    全てとは言わなくても読めば自分自身で納得したり考えさせられる内容がきっといくつかあるでしょう。

  • developはde+envelope。ほどくとかとくとか。開発は自動詞から他動詞か
    鴨川_加茂の流れに
    今ここをマインドフルに_スマホいじり
    ・目の前の仕事をやりきる
    ・ここがロドスだ、ここで跳べ
    ・「変わろうと思うだけで満足してしまう」地道にやり続けるこ。マクゴニガル
    余計なことをしないで何のじんせいか
    旅の意義は「世界が広がる」「意志決定力が養われる」「コミュニケイション能力が上がる」

  • 借り物

  • 読む目的
    中野さん、塩見さんのワークショップに参加。そこで新刊が発売されていることを知り、購入。
    中野さんの著書『ワークショップ』には、
    半仕事でファシリテーターをやることになったとき
    大変参考にさせていただいた。

    一言でいうならどんな内容?
    よりよく生きるために必要な2つの核と
    8つのカテゴリーについて、
    それぞれ中野さんの人生経験を元に
    体系化され、修行という言い方で説明されている内容。


    以下、ネタバレ(著書の内容になりますので、ご注意を)


    詳細

    ○至福(自分の至福についていく)
    ○今ここ(現在をマインドフルに生きる)

    身心
    食農
    自然
    対話

    仕事
    アート
    祈り

    心に留った点
    考えていることが自分と非常に似通っていて、
    なんとなく自分は間違っていないと肯定してもらえたような
    安心感を得ました。

    それは、
    仏教を少しずつ学びたいと思っていて、
    出会った調心、調身、調息の基本的精神だったり、
    自分が米作りなどを通じて考えている
    食と農のありかただったり、
    人の話を聞き、自分の話を伝えて(ここができていない)
    よりよい関係を作ることだったり、
    もっともっと広い視野をもって、自分を成長したいと考える旅への想いだったり、
    バンドや写真を通じた表現の大切さだったり、
    ものものに感謝して生きたいと願う生き方だったり。

    引用
    好きなことを本当に極めれば、道があとにできてくる。

    「好きなこと」は単に目先の欲におぼれることではなく、自分の魂が喜ぶような、私達の身体や心が調っていて初めて、一歩一歩上がって行くことができるもの。
    〜させるではなく、「する」の考え方。(他動詞の罠)
    ここがロドスだ、ここで跳べ

  • 素晴らしいです。
    中野さんは、最も私が影響を受けたファシリテーターの一人です。
    楽しい修行を目指したいです。
    八つの修行を実践したいです。

  • より納得できる人生、より納得できる社会のために、自分自身でできる優しい革命としての「楽しい修行」。
    「至福」「今ここ」の二つを基本に、「身心」「食農」「自然」「対話」「旅」「仕事」「アート」「祈り」の八つの道(修行)が著者の体験から語られる。
    人や書物との出会い、行動の中で修業が重ねられることがよく分かる。
    精神世界の活動の、人物やワークなどの索引としても参考になると思うが、著者も述べているように本書の内容そのものは著者ならではの修行であり、決してお手本ではない。個人的には著者の活動は欲張りすぎ感じるし、この程度はしなければ十分ではないと提示されているように感じられ、自分なりの修行の一歩に悩むところから楽しみたいと思った。
    14-170

  • 携帯やパソコンの画面を見ながら食事をしたり、人の話を聞きながらいつのまにか他のことを考えていたり、そうではなくても「どうやって返そうか」などと考えてしまったり…『今、ここにいる私』を大事にすることは、意外に難しい。
    そのためには修行=少しずつ毎日積み重ねていくことが必要。
    調える、というとどうも精神的、内面的な方向に向かいがちだけど、まずは身体を調えること。食事、睡眠、運動…日々の基本を調えること、そして今目の前の仕事をやりきること。できてないことばっかりで、今目の前にいる人、そして自分自身のことをもっと大事にしたいなと思った。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業。広告会社の博報堂に就職。その後休職しカリフォルニア統合学大学院(CIIS)に留学。組織開発・変革やファシリテーション、ディープエコロジーなどを学び帰国。復職し、人材開発や企業の社会貢献、NPO/NGOをつなぐ仕事などに従事。愛知万博(2005年)では「地球市民村」を企画・プロデュース。明治大学、聖心女子大学、立教大学大学院の兼任講師、同志社大学政策学部教授を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院(2016年4月発足)教授。著書に『ワークショップ』『ファシリテーション革命』などがある。

「2015年 『講座スピリチュアル学 第5巻 スピリチュアリティと教育』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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