忘却しない建築

著者 :
  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393333457

作品紹介・あらすじ

痛みの記憶を内包する未来のかたちとは? 3.11直後からゼネコンが入らない被災集落で調査をつづける建築家から、震災遺構やダークツーリズムの現在まで、さまざまな角度から「カタストロフから始まる建築」をルポルタージュ。9.11やヒロシマ、四川大地震の現場やアートの試みを参考にしながら、新しい建築と社会の関係を提言する。

感想・レビュー・書評

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  • 3.11以後、記憶の風化のみならず土木技術の限界や、人口減少に悩む地方の問題に直面した建築家たちの挑戦とは。社会とつながる建築の未来を提言。工学、芸術、文明論、社会問題を横断する刺激的な一冊。 
    (出版社HPより)

    ★☆工学分館の所蔵はこちら→
    https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT22034648

  • 昨今、ダークツーリズムなるものが関心を集めているようで。そこに行って現地に立つ、触れるだけ。でもそれだけで、ヒトは忘却に歯止めをかけることができる。
    こういう本を読むのも、本当にうっすらとではあるが、広〜い意味での復興支援につながるのではなかろうか。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784393333457

  • 良書ですね。

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著者プロフィール

1967年パリ生まれ。東北大学大学院工学研究科教授。博士(工学)。建築史・建築批評。1992年東京大学大学院修了。ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展2008日本館コミッショナー、あいちトリエンナーレ2013芸術監督。
主な著作に『過防備都市』(中公新書ラクレ、2004年)、『建築の東京』(みすず書房、2020年)、『様式とかたちから建築を考える』(菅野裕子との共著、平凡社、2022年)がある。

「2022年 『増補版 戦争と建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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