生きる幻想 死ぬ幻想

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著者 : 岸田秀 小滝透
  • 春秋社 (2005年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393341193

生きる幻想 死ぬ幻想の感想・レビュー・書評

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  • 宗教とイデオロギーがあって、自爆テロで死ねるのは何故?生きる幻想と死ぬ幻想があるからといったテーマの対談でした。
    まとめかたが大雑把に過ぎますが。

    一神教とイデオロギーが戦争の動機と論じてるが、どうか?
    大義には使われるかもしれないが、動機ではないだろう。
    戦争の動機は飽くまでエゴの実現欲望だと思う。

    一神教の不寛容さ、多神教と比較したときの一神教の迷わぬ強さってのはあるかもなぁ。

    じっくり読みませんでした・・・。

  •  一神教を批判する立場をとりつつ、今後押し寄せる一神教的価値観の中を「日本教」日本はどう生きていくかを対談の中で考察する。

     考察する、とはいいながらも明快な解が出せないのが正直かつ率直な所で、日本という国家自体がアメリカの妾みたいなもんなんだから、国家の姿勢を国民が反映した結果が現在の体たらくなんじゃねぇの、というところで終わっておる。「アメリカの妾」のミニチュアライズが「援助交際」というのは、発想として面白かった。

     ただ、編集子というか、司会進行のQがなんだかやかましい。主役二人よりもなんだか物言いたげで、最初から最後まで愉快だった、とは言いがたい。本の作り方としては決してうまくない。
     談志師匠の「世間はやかん」もひどかった……。おんなじ出版社、よね。

  • 一番最後の第8章で「隠蔽はいけない、欺瞞は悪だ」と言うのに終始しているのは、牧歌的というかずいぶんお気楽だなあと思った。
    隠蔽体質を変えるために自立しなければいけないという主張の虚しさがすごい。

  • 一神教についての批判やら解説やら。

    多くの昔からいた神々をなぎ倒して成立した背景を持ち、
    隣人以外は人とはみなさない。
    教義に倫理観が依存している。
    しかし、共同体としての結びつきが強く、
    集団としてのエネルギーが高い。

    現代では神は科学により存在を否定され、
    異なるイデオロギーが必要となる。

    代替に何を求めるか?
    金?名誉?理想ってなんだ?

    この世はすべて自我が求める幻想の物語に過ぎない。

    どうやったら物語とうまく付き合っていけるか?
    現実とリンクできるのか?

    本文中にあった「平気で人を殺す・・・」

    本人にとっては平気でもなんでもなくて、
    どきどきして、はらはらして、汗かいて、もう嫌になって、
    消費されて、結局たいしたことないんだって絶望して、
    平気なんかじゃなくて、きっと自分の人生にたいして真剣な瞬間なんじゃないのかな?

    と、ふと思った。


    宗教について新しい見解を持てた。

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