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- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393360064
感想・レビュー・書評
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読み辛いと思っていたら、アドラーは体系に執着しなかったし、ものを書くのがあまり好きではなかったそう。総論の200ページくらい辛かったが、その後の性格論は面白かった。
虚栄心、劣等感、この観点から見ると行動に伴う目的が見えてくる。正に「人間知」の心理学。人間を知る、理解するためにこれ以上の切り口があるだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Adlerの講演を記録した著作。Adlerは生前ほとんど著作を残さなかった。専ら講演や実践に重きを置いていた。
そのツケというか、しわ寄せが現代に来てるのだろうか。本書を一読、その内容に、なんとも言えないもどかしさを感じる。極めて簡素ながら、概念同士の連結が記述されきれていない。そのため、体系的知識の獲得を難しくする。
その反面、自己愛の問題や、適応と自己実現のバランスの問題など、現代に十分通じる問題提起を発しているあたり、流石だろう。 -
紀要資料
オーテピア
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