人間知の心理学

  • 春秋社
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本棚登録 : 21
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393360064

感想・レビュー・書評

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  • 読み辛いと思っていたら、アドラーは体系に執着しなかったし、ものを書くのがあまり好きではなかったそう。総論の200ページくらい辛かったが、その後の性格論は面白かった。
    虚栄心、劣等感、この観点から見ると行動に伴う目的が見えてくる。正に「人間知」の心理学。人間を知る、理解するためにこれ以上の切り口があるだろうか。

  • Adlerの講演を記録した著作。Adlerは生前ほとんど著作を残さなかった。専ら講演や実践に重きを置いていた。
    そのツケというか、しわ寄せが現代に来てるのだろうか。本書を一読、その内容に、なんとも言えないもどかしさを感じる。極めて簡素ながら、概念同士の連結が記述されきれていない。そのため、体系的知識の獲得を難しくする。
    その反面、自己愛の問題や、適応と自己実現のバランスの問題など、現代に十分通じる問題提起を発しているあたり、流石だろう。

  • 紀要資料
    オーテピア

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