プロセス指向心理学入門―身体・心・世界をつなぐ実践的心理学

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  • 春秋社 (2001年6月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393364079

プロセス指向心理学入門―身体・心・世界をつなぐ実践的心理学の感想・レビュー・書評

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  • ミンデルが創始したプロセス指向心理学への本格的な入門書である。ミンデルに初 めて接する人にも、もうすでにある程度知っている人にも、可能性に満ちたPOP全体へ の見通しを提供してくれる。日本の第一線の研究者・セラピストらが、関連領域との 比較考察なども含めて、様々な立場から語り、広い展望が得られて興味深い。

    いろいろな論文を読んで今回とくに刺激を受けたのは、プロセス指向心理学の方法 を日常生活の中でいかに生かしていくか、だった。今あちこちでちょっとした人間関 係のきしみがあるので、よけいにそう感じるのかもしれない。

    プロセス指向心理学(POP)は、就寝時の夢だけでなく、病や人間関係のあつれきや、 無意識の何気ない動作なども、すべて夢と同様、より深い次元への通路と考える。病 や人間関係のもつれなど困った「問題」は、異次元から入り込む「異物」ではあるが、 それを避けたり、排除したり、敬遠したりするのではなく、私たちに大切なものをも たらしてくれる「何ものか」として敬意ももって接しようとする。

    日常生活に沸き起こってくる問題を、そのような大切な学びの通路として自覚的に 対したいと思う。ミンデルの方法そのものが、私には瞑想と同等の意味をもつと感じ られる。いずれプロセスワークを体験したいと思う。

    「自分ひとりだけのプロセスなどはない。私たちはみんな一緒に、ものすごく大き なひとつの場の中に生きていて、その一部分を受け取っているだけなのだ。だから、 私たちが感じるすべての感覚に感謝し、できるかぎり、そのすべての感覚を活かさな ければならない。こうなると、すべてのものが私であると同時に、これが私だという ものは何もない、といえる。」(『うしろ向きに馬に乗る』)

    ひとつの大きな場、タオの知恵、タオのうねり、そのうねりの中のひとつとしての 自分が、自分を取り囲む人間関係が、そのほかの一切が、最大限に活かされていくあ り方。  

    プロセス指向心理学が提示するあり方は、たんに心理学者や心理療法家だけに意味 があるのではなく、精神世界に関心のあるすべての人々に有益な示唆を与えてくれる だろう

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