森をつくった校長

  • 春秋社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393373170

感想・レビュー・書評

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  • 1世紀のキーワードは、森!

     著者は、その森をつくった校長自身です。
     森というと広大な土地がないと難しいのではないかかと思ってしまうのですが、そうではないのです。
     彼が最初に作った長岡市立川崎小学校の森は、15メートル×45メートルのスペースです。そこに水はけのよい土でマウンドを作り、その上に堆肥やもみがら、落ち葉などで30センチメートルの表土を作ります。そして、その地域の植物群集を調査して、植える木を決めていきます。植える木はこの時400本強。
     教師も生徒も地域の人も共同して、マウンドをつくり、植林をし、手入れしていきます。

     森を作るというと緑化運動と思う人が多いと思います。しかし、「学校の森」は、これをテコにして、学校教育を変えていくことだと著者は強調します。
     子ども達が森とふれあい、楽しみ、学んでいくものは、今の学歴重視の教育が何を失っているかを語っているようです。
     それにしても、この森を作るという著者のエネルギーとその共鳴の輪は、接していて心がワクワクしてきます。子ども達をどう育てていくかということは、即私たちがどう生活していくか、ということではないでしょうか。
     21世紀のキーワードは、やはり「森」だと確信する一冊です。
     
    2007-12-09

  • 学校の敷地内に「森」を作った校長の話。森と触れ合うことで子供達に良い影響が出るとの事。この活動は海外にも広がっているそう。
    子供の時に「ドラえもん」の裏山が羨ましかった自分の事、この活動が行われている学校に通いたかったなと思いつつ。

  • 研究室に置いてあった本(笑)
    校長先生の奮闘が素敵でした。

    将来、森をつくりまくりたいです。

  • 2冊

  • 分類=ホリスティック教育。01年8月。(参考)ホリスティック教育協会→http://www.holistic-edu.org/

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