戦場のピアニスト
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この作品に関連する談話室の質問
みんなの感想・レビュー・書評
先に映画を観ていたので、原作の静かな静かな文章に、より強い悲しみを感じた。この本を書かないとシュピルマンはその後の人生を送れなかったのではないだろうか。いつ撃ち殺されるかも、飢えてしまうかもわからない状況でもピアニストとして手指を大切にする、その音楽への果てしない情熱。主観を排除して描かれている家族や友人、同胞との永遠の別れ。
ホーゼンフェルト大尉についてのパートが追加されていることも素晴らしいと思う。映画だけでは彼についての情報は少ないので。ホロコーストについて考える時、いちばん疑問に感じていたのは、一般のドイツ人たちは何を感じていたのかということだったので、大きなヒントになった。
ナチスの激しい迫害を受けながらも奇跡的に生き延びたユダヤ人ピアニストの戦慄すべき体験記。ひたすら逃げ、隠れ、飢えや寒さ、捕まるかもしれない恐怖に耐え続ける。それを支えたのは生きたいと願う強い心と音楽の力。戦争の悲惨さ、戦争時の極限状態の人間の姿を描く重い作品ですが、目をそむけることは出来ません。
ピアノの音が聞こえてきたら
きっと戦っている人たちも手を止めて聞き入ってしまうのでは…?
映画も見たけれど本のほうが数段上だと思う。
ありきたりですが、戦争ってひどいですね。アンネの日記を読んだ後にこれを読みました。自分の周りにふつうに死体が転がっているって想像できません。また、自分が殺されるのをわかっていながら、そこで暮らしていくのも今の自分には理解できませんでした。
深夜に観た映画版より。
WW2終戦直後に書かれたノンフィクション。周囲の状況も自分の感情も『ただあった事実』として淡々と書かれているのが逆に、その凄惨すぎる状況にうすらぐらい恐ろしさというものが内包されているように感じました。
ホーゼンフェルト大尉の最期が記述されていたけれど、とても…救われないと思った…。
ノンフィクション小説になるのかな。
突然訪れた迫害。恐怖。
麻痺していく人としての「何か」。
そこから逃れるための、人としての「何か」。
淡々とかつ丁寧に書かれていました。
映像では伝えきれない当事者の実情が
わかりやすく、より感じることができました。
とにかくびっくりしたのが、この人はこんな苦しい日々を何年も経験したにもかかわらず、どうしてこんなに冷静な文章をかけるんだろうってことです。あまりに冷静すぎて現実に起こった出来事だとは思えない。暴力的な部分や残酷な言葉はほとんど用いられていないのに、すごく怖かった。ヒトラーの胸の中には確かにドイツへの炎が燃え上がっていたのかもしれないけれど、こんな惨劇を生み出す彼の罪深さを改めて感じました。何を考えていたとしても、これは、いけない。
映画で見てから本を買ったパターン。
内容は知っていたものの改めて文で読むとまた違う部分など多々ある。ナチス政権下で6年間も生き延びたというのはかなり凄いことであろうと思う。
ドイツ人の愚行とともに彼を助けたドイツ人やポーランド人の多いことにも驚かされる。
巻末によれば「ナチスほど多くユダヤ人を殺した政権もないが、これほど多くユダヤ人を匿った民族もほかに類をみない」とのことである。
巻末には彼を救ったドイツ人ホーゼンフェルト大尉の日記も載せられている。ホーゼンフェルト大尉はシュピルマンだけでなく多くのユダヤ人を救ったそうだ。彼のような人が気が狂い、獄死してしまったのは悔やんでも悔やみきれない。
状況下によっては誰もが鬼になる可能性があるが
誰もが鬼になる状況下でも人間のこころを忘れない人が必ずいる
ユダヤ人の迫害。人権なんて無いに等しい隔離された世界。
ノンフィクションだからこそ感じる死の恐怖。
軍人さんの存在は大きなものだ
読み終わって、とても怖くなりました。でも、どうしてここまでする必要があったのか、全く分かりません。しかし、人間の生命力の力、意思のすごさを思い知りました。また戦争や殺戮をしてきた兵隊の全員が悪人じゃなく、いい人もいたという事。それを忘れてはいけない事。ナチスについて色んな本を読んできたし論文もいくつか書いてきたけど、これが一番残酷だった。
映画から入ったんですが、当時の歴史的な背景や情勢を理解してないと難解ですね。でも、重い雰囲気や悲惨な状況は痛いほど伝わりました。
1人のピアニストは、才能によって生かされたけれど、家族も財産も、全てを失ってしまった。
人間は生きたいと そう望む生き物なのです。死となり合わせの空間で、ピアノに救われたシュピルマンの実話。
TVでシュピルマンの演奏しているビデオを見て、無意識の内に涙が出ました。
信じられないと思った。人の命があんなにも安易に失われていくなんて・・・・。作者も生き延びられたのは奇跡に近いんじゃないかと思う。しかもピアニストで。すごい生命力と精神力。ちょっと人名とか地名とかたくさん出てきて読みずらいけど、ユダヤ人迫害について知るならこれはいいと思う。でも怖い。本当の事だから。そして怒りがこみ上げる。
映画を観て、原作も読んでみたいと強く思い読みました。淡々と書かれている文章ですが、映画では胸が締め付けられる場面が多々ありました。シュピルマンを助けたドイツ人将校の、人間としての真価が問われるのではないでしょうか?あとがきを読んで更に辛くなりました。

評判にもあった通り、単調冷静に体験されたことが書かれている。
特に印象深かったシーンは、今から殺されにいくであろう子ども達に遠足だと言って、和気藹々と行進させる牧師(だったか?)の姿。彼らの最期をシ...





