ブッダの瞑想法: ヴィパッサナー瞑想の理論と実践

著者 :
  • 春秋社
3.80
  • (31)
  • (27)
  • (32)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 428
感想 : 35
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393710579

作品紹介・あらすじ

心が変われば、人生が変わる!集中力も、記憶力も、分析力も、頭の回転も…。驚くほどシンプルなヴィパッサナー瞑想の実践書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とりあえず瞑想を実践してみたい初心者におすすめ。
    なんとなく「仏教的な修行をしてみたい」くらいの思いで読んでみた私でも、なぜヴィパッサナー瞑想をすると良いのか、どう実践すればいいのか、すんなり頭に入ってきた。

  • 脳機能の向上のために本質的に瞑想を学ぼうと読もうと思った本だったが、自分を精神的に成長させられるかもしれないというところが最終的に1番強く思ったところだった。
    サティによって、正しく物事を認知していく脳の回路を鍛えていく、その過程で脳に変化が起き、集中力、記憶力、決断力、分析力などが磨かれていく。それらによって正しい認知ができるようになり、自分が物事に対してどういう反応を取るべきかわかるようになるのだと思った。
    どういう反応を取るべきかわかる。それは自分の行動だったり発言、思い込みで、どういう風に事象が展開していくかがわかるようになるということ。
    これは人生を通して身につけていきたい技術だと思った。
    何より人の役に立つ人になるために、最も早く近づける手段の一つになるのではないかなと思った。
    実践していきたい。

  • マインドフルネスはシリコンバレーから学ぶのではなく、仏教から学ぶ。アジア人のひとりとして、そう思います。
    この本は読むべき。

  •  「悟りを開くと人生はシンプルで楽になる」で問題だと思われたポイントを、「現在の瞬間への逃避」として指摘
    さらに、対策として慈悲の瞑想と五戒をするように勧めてる。さすがである。

    - 具体的なラベリング法

    今まで読んだヴィッパサナ(内観)瞑想と、ほとんど変わらないが、具体的に
    「ラベリングは、10%の集中で、対象に対する集中が90%を切らないように」
    「思い出しなどの対象にラベリングするのは、メインの集中対象への意識を超えた時(50-50のルール)だけにする。ラベリングしすでは集中を阻害しすぎる」
    「ラベリングを5~6回繰り返してもさらないのは、ラベルが間違えてるので、今回は一旦対象から外す」
    「飛び込みのイベントは、対象が発生する瞬間をとらえてラベリングすると効果的」
    「歩行の瞑想等の場合、一連の動作を観察して、確認出来たときにラベリングすると効果的」

    - ラベリングの疑問

     しかし、ラベリングはラベルを間違えると、エゴ/カルマ/苦集体?明確に強化することになるので、それが怖くもある。適当でも、カルマ(反射的反応の道筋)が溶けるときは溶けるんだが。

    - チャルーン・サティ(手動瞑想)優秀
     この本を読んでも思ったが、集中しすぎない、今に戻る感覚の練習として
    「チャルーン・サティ(手動瞑想)」は優秀だと思った
    (初心者で、長時間できない現代人にとって)

    ☆4.5で

  • 修行僧にはならなくとも、仏教を学ぶ最初のステップはこの本で習得出来ます。

    仏教の考え方と、具体的にどう瞑想をするかを知れる良本でした。

  • YouTubeで地橋さんご本人も言ってるけど、たしかにヴィパッサナー瞑想について一番詳しい記載がされているのかもしれない。一度おあいしてみようかな。

  • 仏教の見方が根本から変わった。
    とても合理的であり物事の本質を突いている。
    実用性が高く深く学びたいと思う。
    何度か読み返す。
    ビジネスマンが軽く触るにはちょっと内容が本格的すぎるかも。ただ、概念や理論把握したい場合はちょうどいい

  • ラベリングのやり方がわかりやすくて良かった。

  • 悟りを開くには…
    実践できるか!?
    ・涅槃に触れるためには「気づき⇒観察⇒洞察」というプロセスが不可欠になりますので、ヴィパッサナー瞑想は「観察の瞑想」もしくは「気づきの瞑想」とも呼ばれてきました。
    ・(ラベリング連呼の弊害)同じ言葉を繰り返すのは弊害が多く、純粋な観察の瞑想にはなりません。
    ・(立つ瞑想)圧迫感が微妙に変化していきますので、「ピリピリ」「ジンジン」などとラベリングを入れます。このように一点に絞った身体部位から、センセーションを次々と感じ取っていけば身髄観になるのです。

全35件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

グリーンヒル瞑想研究所所長

「2015年 『「心の疲れ」が消えていく瞑想のフシギな力。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

地橋秀雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×