無I 神の革命: 宗教篇

著者 :
  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393741436

作品紹介・あらすじ

何もしないところから豊かな実りが得られる。福岡自然農法のすべて。「無」三部作宗教篇。

感想・レビュー・書評

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  • はじめに
    『無』(初版)自序
    再版(『百姓夜話』)にあたって
    『無』三部作(新版)のしおり
    第一章 無価値(物)-価値あるものは何もない
    第二章 無知(心)ー人は何も知りえない
    第三章 無為(行為)-人は何をなしえたのでもない
    あとがき

  • いい言葉
    『人間はあまりにも考えて仕事を、仕事の軽重をはかり、遅速を思い、繰り返すとか、続けるとか、そのうえ、利害、損得、まで考えて。
    自分の野心のためなれば、身を粉にしても働き、名誉のためなれば、身命を投げ出しても苦痛としないのが、世の人の常なのだ』
    『モノの価値は、そのものの真価が、人間の真の目的に対して、どれほど重要性をもつか、役に立つのかによって決定されな根羽ならない』
    『文明の機械、器具の完備した家庭の中に高い分か生活が、生活を楽しむという本当の楽しみが、そこにみいだされるのであろうか』
    『人間は、空気の中におれば空気を知って知らず、空気のありがたさを感じない。欠乏して初めてありがたさを知る。過剰の中には欲しいものはなくなる。欲しいものがなくなれば、好奇心もわかず、食欲もわかず、うれしいこともなくなるのは当然である。』

  • ●人は為すべきことを知らずして、ただ為すこと多きを誇る。
    ●機械化で百姓は楽になったと言う。また百姓は多忙になったという。拡大する欲望が生産の増大を必要としたためである。欲望と仕事と機械のいたちごっこに過ぎない。
    ●社会主義と資本主義、両社会の経済生活は、ともに「物」に絶対的な価値を認めてその上に立っている。

  • 何もしないところから豊かな実りが得られる。

    私の人生観を大きく変えた本。 わら一本の革命よりもこちらの方が好き。

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著者プロフィール

1913年、愛媛県伊予市生まれ。岐阜高等農学部卒。34年、横浜税関植物検査課勤務。47年、帰農。以来、自然農法一筋に生きる。86年、「マグサイサイ賞」受賞。『わら一本の革命』をはじめとする数々の著作はロングセラーとして、いまなお、あらゆる分野の人びとに圧倒的支持を受けている。

「2021年 『福岡正信の〈自然〉を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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