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著者 :
  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393741450

感想・レビュー・書評

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  • 心理学におけるフロイトのように、

    農業においてはいろいろと批判の対象になる「福岡正信」という名前をずっと敬遠していた。

    しかし、読んでみるとまず初めにとても明晰な現代社会批判があり、すんなり入っていくことができた。
    (本書が1985年に書かれているのは驚嘆に値すると思う)

    多くの批判のとおり氏の書物は理念的だったり、実践の話があまりない(特に個人的には稲作、果樹に比して野菜栽培について記述が少ないのがものたりなかった)が、食わず嫌いの方も1度は読んでみる価値がある本だと思う。

  • 『多収穫栽培技術の大半は、純利益の増加に結び付かない。その最大の理由は増収策上重要要素と見られる科学的肥料の多用、農薬の多用、機械化乱用による。増収上重要手段と見えるこれらの手段は、実は、現存防止の範囲内では有益であっても、積極的な増収技術となっていないのである。』
    『化学肥料は土壌が死滅したとき有効である。農薬は作物が不意健全なとき有効である。農機具は、高面積のところで急ぐときだけ有効である』
    『人が生きるための面積は、穀物であれば、200㎡、ジャガイモで600㎡、牛乳で1500㎡、豚肉で4000㎡

  • 分類=自然農法。04年9月(85年11月初出)。

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著者プロフィール

1913年、愛媛県伊予市生まれ。岐阜高等農学部卒。34年、横浜税関植物検査課勤務。47年、帰農。以来、自然農法一筋に生きる。86年、「マグサイサイ賞」受賞。『わら一本の革命』をはじめとする数々の著作はロングセラーとして、いまなお、あらゆる分野の人びとに圧倒的支持を受けている。

「2021年 『福岡正信の〈自然〉を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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