- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393931912
感想・レビュー・書評
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スタンダール、バイロン、プーシキン、ドラクロワ、ハインリッヒ・ハイネの目を通して <第九> 初演の1824年を描くというのは、新鮮でおもしろい。
ついでながら、ベートーヴェンの口を通してというスタイルをとるなら、たいていの悪態や悪口が好き勝手に書けるというのは、今日では当り前のように認められた常套手段となっているところが、じつにおかしい。 -
Original title:The Ninth:Beethoven and the World in 1824.
最初から最後までBeethoven視点での1824年前後の世界ではなく、
近隣国で当時活躍していた詩人、文豪等の生活や世界的歴史背景を交えながら第九の誕生を述べています。
多角的に当時、前後で何があったかを述べる事が新鮮で面白く読めました。
面白いと言えば各章の題名で初めて笑ってしまいました。
まさか文ではなくこんな所で笑うとは想定外でした。
↓
2.オーストリア人のあほうどもめ!
中には初めて知った人もいて勉強にもなりました。
第九を巡って紹介された人々
・Ludwig van Beethoven
・Klemens Wenzel Lothar Nepomuk von Metternich-Winneburg zu Beilstein
・Franz II
・Napoléon Bonaparte
・Stendhal(Marie Henri Beyle)
・Georg Wilhelm Friedrich Hegel
・Giacomo Taldegardo Francesco di Sales Saverio Pietro Leopardi
・George Gordon Byron, sixth Baron
他にも沢山の人物が登場します。