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みんなの感想・レビュー・書評
終始ハラハラドキドキ。特に島に行ってからの諸戸さんが死亡フラグが漂い過ぎていて心配で心配でたまらなかった...。
諸戸さんの最期、ラストの文章に涙。
彼のことを考えると何リットルでも涙流せる...。
同性愛、不可解な密室殺人、暗号、孤島での宝探し、そして人工的に造り出されたフリークス、地下洞窟での大冒険などなど、わくわく要素盛り沢山でとても面白かった。
やっぱり乱歩は現代出版物ではありえない用語が容赦なくバンバン出てくる(しかも結構偏見に満ちている)のがおどろおどろしい雰囲気に拍車をかけていてすごくいいなぁと思います。
諸戸さんの箕浦くんへ向ける静かに燃えるような愛情は見ていて苦しかった。
互いに好意は持ちながらも友情と愛情のすれ違いで決して交わることのなかった関係がとても切ない。
ミステリーであり、耽美小説としても楽しめる一冊です。
露骨だなぁ…の一言に尽きます。
何ていうか、蓑浦さんも諸戸さん好きですよね…
肩抱き合って歩いたり、手を取り合って散歩に出たり、
あんたらは敗者復活M1チャンプかいっ!!
と思うような序盤から、
暴走加減がイケメンM1チャンプばりになっていく過程は
色々な意味で楽しかったです。
内容が冷静に時代背景とかで考えれば
重い部分とかもあって、
最後部分にある「百万長者」という言い方にも、
当時の物価事情だとかが感じられて、
嗚呼、そぉだよなぁ…と思う部分もあります。
やきもきする部分も多々ありますが、
萌え所は多いです。
推理小説のような耽美小説のような冒険小説。
フリークス、同性愛、宝探し、座敷牢とワクワクモチーフがこれでもかと連なって出てくる。
伏線の見せ方がうまくて最初から最後まで興奮し通しでした。
今まで読んだ乱歩の作品の中ではこれが一番好きかも。
江戸川乱歩シリーズはいろんな所から出てますが春陽堂版が装丁や紙質など一番乱歩の雰囲気にあっていると思います。表紙が多賀新さんの版画で素敵。
乱歩の中でもこれがダントツに好きです。グロテスクで美しいのです。
そして意外にも、最後のページで突如として涙腺の危機がやってまいります。最後の最後にくる、あの一文です。
乱歩で泣くとは…自分でも驚きましたが、あの最後があるからこそこの作品がひと際輝くのかもしれませんね。
かたわ者やら見せ物小屋やら同性愛やら魅力的な要素がこれでもかと詰まっていて、しかも展開が大きく変化するので、わりと長めの話であるのに飽きさせない。すごくいい意味でエンタメ。
乱歩作品はどれも大好きなので甲乙つけれませんが、
春陽堂のこのカバー作家さんも好きで一石二鳥で
全巻そろえました。
■随分前に読了
■解説
わたしは25歳の青年で、丸の内にオフィスのある貿易商S・K商会につとめていた。そこでタイピストの可憐な乙女木崎初代とわたしは恋におちた。結婚を約束したわたしに初代は命から二番めに大切な先祖の系図書きを預けた。それは何を意味したか?その初代が密室ともいうべき戸締まりも厳重な自宅の寝室で、何者かに刺殺された!憎い犯人を追うべくわたしは奇妙な友人の深山木幸吉に探偵を依頼した。さっそく深山木は「七宝の花瓶」のナゾをつかんだ。と思う間もなく海水浴場でその深山木も刺殺されてしまう。
■感想
爆笑問題の太田さんがラジオで薦めていたので読んだが、もの凄く面白かった。奇形の描写のグロテスクさ、いけない方向に行ってしまうストーリーのスリリングさ!平成の世、さすがにある程度のサスペンスには慣れてるよと思っても、心底どきどきさせられた一冊。
乱歩の中で一番個人的に好きな「孤島の鬼」なのも評価が高いのもあるけど、
この春陽堂の表紙が好きすぎる。

乱歩先生の「孤島の鬼」。何十回目かの再読なのですが、やっぱり面白い!どう考えても乱歩最高傑作。いやむしろ我が国の伝奇小説中でもトップではなかろうかと。
今更解説を加えるまでもないのですけど、文中...





