猟奇の果 新装 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301141

感想・レビュー・書評

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  • 欲望の底深さ

  • 長編サスペンス。

  • 久しぶりに明智君来た~。しかし微妙なシーンの描写は省いているけど、いやらしいやら気持ち悪いやら、昭和ってのは本当に怪しげな世界が好かれていたんだなー、と。

  • 明智小五郎は案外間抜けだった!
    この時代の大らかさ故なのかそうゆう印象を受ける。

    結局、肝心の首魁の正体もなんでこの事件を画策したのか謎のまま。

    夢物語でよいのだ。でかたずけられるのはいい時代だったんだな。

  • 中盤から終わりにかけての間が少し冗長だったかなー。そこをもっとさっくりしてくれたら読後感が良かったかも…。
    入りはいつもと違う雰囲気で、どんな風に展開していくのかまったく予想できなかった。
    幽霊塔でのあの恐るべき人間改造を思い出させるような、そんでもって整形でそこまで人を騙せるのかしらと思いも残しつつ、なによりもタイトルがいいなあと。

  • 結局のところ、大げさな表現でとんでもないことのように書かれていたものがただのよくできた〇〇であったにすぎないと思ってしまうのは現代を生きる人間だからだろうか。

  • 設定にとことん無理のある、かなり素っ頓狂なスリラー(笑)
    でも、乱歩だから、まあいいか、という感じ(^^;)
    やっぱり短編の方が上手いんだよなぁ。

  • 銀座の陰気なカフェでポン引き紳士に誘われて、
    猟奇の徒・青木愛之助は「秘密の家」を訪れた。
    そこで彼が出会ったのは、友人そのままの幽霊男であった。


    今では実現可能に思えるトリックですが、
    この時代ではとんでもく突拍子なトリックだったんだと思います。
    それを思いつく乱歩もスゴイです。
    今なら出来そうでも、乱歩が描くと何だか不思議な世界が広がります。

  • このお話に出てくるトリックは現代に於いて、もう実現可能なレベルにまできてるな、と思った。こういう犯罪は通用するんだろうか。実は隣のあの人も偽者だったりして。

  • 猟奇=グロではなく、アウトローみたいな意味。当時としては荒唐無稽と言うか、面白い話だったのかなと。リズムが悪くちょっと疲れる。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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