- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784394301233
感想・レビュー・書評
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三重渦状指紋や凄惨な殺人事件が印象的。内容にこれといった破綻はなく出来の良い作品だと思いますが、プロットは『蜘蛛男』に似ていますし、犯人やトリックも過去作の使い回しで新味を感じられないのが残念です。
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途中まで別の探偵が主役を張って最後に明智小五郎が出てきて驚くべき犯人の正体を暴いてみせるという構成も犯人の正体もお化け屋敷での犯人との対峙も別作品で出てきたモチーフであり新鮮味がないなあと(作品発表の時系列は把握してないのでどっちが先か分からないけれども)。乱歩作品の一種の華である殺しの方法も実にあっさりとしてるし。ただこの春陽文庫版のどこかエロティックな感じさえあるグロテスクな表紙は素晴らしい。
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H製糖取締役・川手庄太郎は差出人不明の脅迫状に
悩まされていた。氏の依頼で犯人究明に立ち上がった
法医学界の権威・宗像博士の助手が殺され、
そこに残されていたのは、奇妙な三重渦状指紋であった。
最初の方は明智小五郎は出てきません。
でもこれは面白かった。
三重渦状指紋があちらこちらに残されてたら
確かに不気味ですよね(´ω`;)
春陽堂サンの表紙絵が好きで乱歩はずっとこの出版社で
読んでます。なので表紙絵ナイの寂しい(;ω⊂)グスン
表紙のデザインって結構大事ですよね♪ -
なんか評価低いみたいだけど面白かった〜!
孤島の鬼の次くらいに好きかも。 -
これはやられました
乱歩を初めて手に取る人におすすめと言う、某書店の言葉は確かでした -
序盤では出番が無いが、これも明智小五郎シリーズ。
展開は面白いがやや散漫な印象。然し昭和初期の独特の雰囲気は抜群。