吸血鬼 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301653

作品紹介・あらすじ

初秋の塩原温泉、世にも奇怪な毒薬決闘が行われようとしていた。ひとりの美女をめぐっての、美青年三谷房夫と画家岡田道彦との決闘だった。決闘に敗れた岡田が“畑柳未亡人”というふしぎなことばをのこして温泉から去った後、三谷と倭文子が泊まる旅館へ、蛭田嶺蔵と名のるくちびるのないがいこつ男がやってきた。幽鬼のようなぶきみながいこつ男の魔手は、倭文子とその息子・茂少年の上に迫る!
警察の必死の追及を翻弄するバケモノ VS 名探偵・明智小五郎!

感想・レビュー・書評

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  • 終盤、あまりにも普通の探偵小説で、あれ?と思っていたら最後にひっくり返って、江戸川乱歩らしい結末で納得した。2人とも死んでくれて嬉しい。弱ってる明智小五郎が可愛い

  • 鼻が欠け唇もない男の強烈なイメージが、後半は一転して精神的なサディズムに囚われた男のイメージへと変化していく。読者には恒川警部の一歩先を見せながら先を急がせる展開が見事。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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