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- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784394902492
作品紹介・あらすじ
12歳の少女綾子が、8人の少女に変身して次々と思いもよらぬ経験をする『八つの夜』、"人生修行"の旅に出た11歳の藤太郎が、危機一髪を乳母の機転によって救われる『行ってまいります』など、少年少女に向けた晶子の長編童話を収録。情熱の歌人・与謝野晶子の知られざるもう一つの顔。
感想・レビュー・書評
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長編童話三編。恥ずかしながら、与謝野晶子が童話を書いていることを知らなかった。おもわずこの本を手にとってしまった。なんだか不思議な世界に入っていく感じがする。出てくる子どもたちが着物姿だが、時々その口から「ファンタジ」なんて言葉がでてくると、不思議さがいっそう増す。
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与謝野晶子児童文学全集〈1〉―童話篇
与謝野 晶子 著
上 笙一郎 編
春陽堂書店 (2007/07)
1914年に実業之日本社から初版
1974年ほるぷ出版より復刻版が
歌人としてあまりにも著名な与謝野晶子
彼女が数多くの児童文学作品を創作していたことを知らずにきた
膨大な著作と教育者としての活躍はなんとなく知ってはいたけれど
なにぶん11人もの子供を育て上げた女性
あの感性の持ち主だもの 童話もうまれるわねえと再認識
竹久夢二のカバー絵も哀愁を漂わせる
この時代に照らし合わせれば画期的な作品
美しい文章表現には惹かれたけれど でもでもストーリーは退屈だった
なんて不遜なとは思うのだけれど
≪ 母として 寝顔に注ぐ 作品群 ≫
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