広重東海道五十三次の秘密: 新発見、その元絵は司馬江漢だった (ノン・ブック 372)
- 祥伝社 (1995年10月1日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396103729
感想・レビュー・書評
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司馬江漢の絵かどうかの真贋はさておき、安藤広重を尊敬しつつも真実を追い求めようとする著者の姿勢については大賛成である。
というより筆者は絵によっては広重のアレンジやオリジナリティを高く評価しているので悪意ある書ではない。推理の展開も面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常に面白い本でした。
ネタ本とされている絵は下手くそなので、江漢のことはよくわかりませんが、江漢でないことは確かだと思います。
ただ、この絵が江漢作でなくても、これを参考に広重が五拾三次を描き上げたという可能性は残ります。
また、広重が旅をしていないというのはもうほとんど確定事項のようなので、それに絡めて金儲けしようとした不逞の輩の仕業という可能性ももちろんあります。
15年くらい前の本ですが、その後研究が進んでいるのかが気になるところです。