ユダの謎キリストの謎: こんなにも怖い、真実の「聖書」入門 (ノン・ブック 424)
- 祥伝社 (2004年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396104245
感想・レビュー・書評
-
キリスト教について聖書をもとに作者の想像力で説明した本。どれが引用でどれが想像なのかわからないけれど楽しめた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イスラエルのあのあたりはもう3000年ほど揉めてるってのと、オナンさんの話が一番印象的だった。
ペテロとかどうしても聖おにいさんがよぎって……(笑)
机の下にずーっとあった本を読んでみたら、割と面白かった。初版は今から20年程前みたい。 -
文献からの引用か個人的な見解か分からない部分が多い
変わったことを言うときは参考文献を明示して欲しい
エンターテイメントとして作家の想像力を楽しむには面白い本
でも鵜呑みにするとマズい -
こんな便利な本があると、わざわざ福音書を読まなくてもよくなります。
この作家は人間的にも信頼できそうな方です。 -
いろいろな形でキリスト教に聖書に触れてきたが、いつも疑問ばかり渦巻いていた。そんな中で、この本は私の疑問を解くのに大きな足がかりを持たせてくれた。イエス・キリストが何故十字架にかけられたのか、イエスが我々の罪を負ったとは、ユダ他12人の使徒達は・・・。
非常にわかりやすく解説されているので、理解しやすい。三田誠広独自の見解もかなり入っているが、キリスト教に興味を持つ人たち、宗教と人間の関わりを知りたい人たちは一度読んでおくといい本であろう。 -
面白かった。難しい話をわかりやすく説明するのには才能がいるというけれど、
この人はそういう才能があるひとなんだと思う。
一緒に買ったもう一冊も読むのが楽しみ。
キリスト教については知らないことがたくさんある。知らないし、多分興味がなかった。あれだけたくさんキリストの十字架を見ているのに
ついこないだまで、なぜキリストが十字架にかけられたか、について考えたことがなかった。そして、裏切り者と呼ばれるユダがいったい
何を裏切ったのか。キリストはマリアから生まれたのに、なぜ神の子だったのか、とか。あげればきりがないけれど、とにかく知らないことが
多すぎた。これまで何度か聖書を読んでみようと手にとったことはあるけれど、ぱらぱらとめくってほんの数秒で挫折していた私。
今回のこの本はかなり入門書としてわかりやすかった。イエスがヘブライ語で書かれた旧約聖書を勉強したあとに、アラム語(セム語系)で説教をすることになりそれを使徒たちが公用語として使われていたギリシャ語(インド・ヨーロッパ語系)で編纂したことも初めて知った。キリストの罪は自身を「キリスト」つまりユダヤの王であると僭称した罪だそうだ。そしてイエス自身は自分を神の子とは読んだけれど、彼を王(ダビデ王の子)だと読んだのはイエスを信じた民衆だったのに。そして、自分自身を生贄としてささげることで民衆の罪をイエス自身が背負ってくれた、と。もともとユダヤ教がエジプトに奴隷として支配されていたときの「自分たちは選ばれた民」なのだという選民思想からはじまっているというのは昔勉強して覚えていたけど、その選民思想を更に超えてもっと多くの人を救うのだというイエスの教えがいかに凄いものだったかというのがよくわかった。次元が違う。
-
旧約聖書に始まって、イエスキリストが登場してから、宗教活動、処刑、復活と新約聖書を紐解いていく。誰よりも策略家であり政略家であった人間イエス像が浮かび上がる。「ダヴィンチコード」を読んだついでに、古い本を引っ張り出して読み返してみた。ほとはらには、三田さんの解釈のほうが面白かった。聖書の古い歴史を知ると、今の中東情勢も理解できるようになる。
-
っていうかおまえが怖い