神さまと神社: 日本人なら知っておきたい八百万の世界 (祥伝社新書 35)
- 祥伝社 (2006年3月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396110352
感想・レビュー・書評
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ローカルのありふれた神社にこそ、日本の神々の原型がある。▼古代、神社は「もり」とも呼ばれた。
春日大社(藤原氏)。厳島神社(平清盛)。石清水八幡宮(源氏)。
歌舞伎。伊勢音頭恋寝刃いせおんどこいのねたば詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「神社」と「神宮」の違いは? 教義・教典はあるのか? 女性も神主になれるか?
etc.
<内容の一部>
●聖なる木・榊(さかき)の役割とは
●山あり、岩あり??ご神体の謎
●日本の神々を悪魔だと言った西洋人
●「古事記」「日本書紀」は神道の教典か
●神前結婚式の歴史はまだ100年
●神輿はいつ登場したのか
●成田空港に鎮座する神さまとは
●孔子(儒教)に助けを求めた神々
●伊勢の神々が食べる最高の自然食
●神社と神宮はどこが違う
●こんなにある神殿と鳥居の種類
●死んで神さまになれる人とは
●神主になる資格と条件。女性もなれるのか
●神社はどうやって生計を立てている?
●日本を代表する神社と神々ガイド
etc. -
日本の神様の入門書。
表紙裏より要約
はたして宗教か? 世界一慣用で融通無碍な神々
冠婚葬祭から様々な年中行事まで、われわれの生活に深く関わりながら、なぜか”信仰”という言葉がそぐわない。異教と共存し、経典も戒律もなく、拝めばときにご利益が得られる。はたしてこれが宗教か?
目次
はじめに 3
第一章 日本人と神さま
第二章 暮らしのなかの日本の神々
第三章 八百万の神々の系譜
第四章 伊勢神宮と皇室とお伊勢参り
第五章 知っておきたい神々と神社
第六章 日本を代表する神社とその神々
p36 國學院大学三橋健教授「神道は日本の土地に生まれ育った宗教であるが、悠久の歴史の流れの中で、外来の諸宗教、諸文化、諸思想などの影響を受けて多種多様に展開した。また神道は根生いの宗教であるので、自ずと日本の国がら、日本人の生き方、物の見方、考え方、日本人の一生などにも浸透している。つまり、日本人の個人や集団の、伝統的な生活様式、思惟方法および理念などの規程に神道があるといって過言ではない。」
p98 同「ツミという語源は、ツツシミとかツツシムという言葉に求めることができる。現代人の視点は何か悪いことをした結果に置かれ、それを罪といっているが、元来は罪を犯さないように謹慎していることがツミであったように思う。じっと籠もって罪を犯さないことが罪の原義であった。」
p106 もともと神々の世界には狭義は存在しなかった。それが渡来の神々にも寛容だった理由だったし、逆に、求心力という点では弱点だった。仏教の脇役に甘んじてきたのもそのためだった。そこで神々の側にいた人々は強力な援軍を探し始め、それが君臣の道や徳を説く儒教だった。儒教の論理が日本の神々の世界を補強してくれたのである。 -
伊勢志摩サミットですか・・・、警備・警戒、大変ですね。ご苦労様です。各地の県警の警備・警戒オリンピックで終了するよう祈ってます。サミットという言葉、昔、インドの友人が嫌悪感を示したことを思い出しました。今回読んだ「神さまと神社」(2006.3)、そういえば神社界のヒエラルキー、神社の頂点は伊勢神宮ですね。この本を読んで、神社界、人の世界と同様に、神々にランク、神主にランク、ランク、ランクの世界ですね。官尊民卑、叙勲の制度と同じとか・・・。人の世界のランクでは、上の者ほど悪いことをしてる気がしますが・・・。
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第5章、神社の「社格」については勉強になった。
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■201402 新聞
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日本の神様や神社についてコンパクトにまとめられていて分かりやすかったです。
ただ他の方も言っている通り神様の説明がちょっとくどくて読みにくいところがありました。あと誤字脱字がちょっとあったのも気になったかな・・・
でも内容には概ね満足です。入門書には最適かと。 -
神道の基礎から、有名な神社の話まで。
広い範囲の話題が、コンパクトにまとめられて読みやすかった。
ただ、著者の自分語りが多いのが少し気になった。 -
確かにためになる本ではあるけれども
ちょっと神々の解説が「くどい」です。
多分目がチカチカしちゃうと思います。
でも知っておいて損はないとは思いますが…
ちょっと苦痛に思ったら
該当部分は読み飛ばしてもいいかと思います。
主要部分だけ知識として…
オススメは最後の主要な神社でしょうか。
いろいろな歴史も出てきますし。
旅行欲も適度に刺激されますし。 -
神道の世界の基本はおさえられる本。
新書版であることを考えると妥当なところだと思う。
各神社、それぞれの神をもう少し詳しく紹介しても良かったかも…と思う。