- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396110970
作品紹介・あらすじ
つねに疑うこと、「疑問」を発することから始まるのが、哲学だ。仕事に就かない若者、自殺志願者、ワーカホリック、「援交」少女…。いまの社会は、そういった人たちを「異常」と追いやり、疎外してきた。そして、「異常」な人が出るのは、社会の「異常」のせいと決めつけた。困ったことに、いまの私たちには、人生の難問題を一緒になって考えてくれる相手がいない。自分の頭だけで考えるから、自分を責めつづけるのではないだろうか。そこで、思い起こしてほしいのが、偉大な人生の先輩でもある、あの哲学者たちだ。彼らなら、簡単に片づけたりはしない。徹底的に「良識」を疑い、新たな解決法を示唆してくれるにちがいない。
感想・レビュー・書評
-
哲学の本が好きなので面白かったです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほとんど哲学者からは離れた記述だと呆れるが、著者の発想自体はなかなか面白い、特にホームレス論は納得。
-
読み物として、とても面白かった。
書き方、考え方のヒントになりそうな文章。 -
現代の悩みにあの有名な哲学者が立ち向かう!
という内容です。
ニートや援助交際、自殺まで現代といえばコレ(少し前ですが)という悩みにそれぞれ哲学者が持論でもって回答・討論してくれます。
完全な回答になっていなかったりもしますが、その先で自分なりに答えが出せるよう、哲学者の方々は噛み砕いて教えてくれています。 -
10093
08/15 -
なんとなく題名がよかったので手を出してみたけど、質問と答えが噛み合ってないと思える部分もあったような。
とっつきやすいので。
本当に答えが欲しい人の読む本ではないかもしれないけど、私のようなぼんくら人間がお風呂で読むぶんには気軽でわかりやすく、ちょうどよかったです。
マルクスがなげやりすぎる笑 -
さらっと読めて面白い。
-
おそらく、「理解」という現象を問うた本。表向きの計画が本心ではないと思う。分有とか共有とか、そういうことを考えて書いたはず。