100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり (祥伝社新書 (130))

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著者 : 増田茂行
  • 祥伝社 (2008年10月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111304

100円ショップの会計学-決算書で読む「儲け」のからくり (祥伝社新書 (130))の感想・レビュー・書評

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  • 12月11日 百円玉記念日

  • 100円ショップは、安いにもかかわらずに、需要が限られているようなアイデア商品が多数存在する。大量生産・大量販売の常識からかけ離れているようで不思議だったので、何かカラクリが分かるような本を読みたくて本書を買った。
    結果から言うと、本書は中国の工場との取引交渉とか業務の効率化みたいなカラクリ的な話は出てこなかった。(さおだけ屋はなぜ潰れないか、的なモノを期待していた。)
    本書は、各100円ショップの財務諸表を比較してその経営状態を分析することを通して、読者に財務諸表とは何であるか、どのように読めばよいかを身に付けてもらうことを目的としている。
    この1冊で、3大財務諸表である「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」の仕組みと読み方、そしてどこを見ればその企業が健全な経営状態であるか分かるようになっている。本の後半では、実際に文具店を経営した場合のシミュレーションがあり、追っていくことで毎月帳簿を付ける体験ができるようになっている。
    僕は会計の知識がゼロだったので、財務諸表に対していわゆる「損益計算書」的な認識しか抱いていなかったが、「勘定合って銭足りず」状態(黒字にも関わらず現金が足りず経営が破綻すること)があることを知り、様々な側面から経営状態を観測する手段として複数種類の財務諸表が存在するのだなと気が付き、新鮮だった。
    思いがけず新しい分野を知れて良かった。

  • 100円ショップのビジネスの基本は、大量生産、大量販売
    売上高=単価×数量(平均単価×平均購入点数×客数)
    商品分野を限定しないことで、来店客数アップ
    あらゆる分野の商品のカテゴリーキラー

    ショップインショップで、広告宣伝費用を抑える

    シャワー効果
    お客様をまず上層階に呼び込んで、それから順次下の階を回遊させて、よりたくさんのものを買ってもらおうという戦略

    固定費を減らす

    固定費÷(1-変動費)=損益分岐点売上

    ●上から順番に健全な財務体質
    ①流動資産>負債全体
    ②流動資産>流動負債、流動資産<負債全体
    ③流動資産<流動負債
    ④資産<負債全体+純資産、純資産の部の余剰金がマイナス→債務超過

    ●キャッシュフロー計算書
    ①営業キャッシュフロー +が望ましい
    ②投資キャッシュフロー -だと事業拡大に積極的、+だと事業縮小?
    ③財務キャッシュフロー +だと借入している、-だと借入金返済している

    ●当座比率(より正確に支払能力を見る)
    当座資産(現金、預金、受取手形、売掛金)÷流動負債
    棚卸資産の割合が多いと、当座比率は低くなる

    ◎収益性分析
    ●総資本経常利益率(どの位経常利益を稼いだか)
    経常利益÷総資本
    高いほど効率的に稼いでる

    ●売上高経常利益率(売上高に対する経常利益の割合)
    経常利益÷売上高
    経年で下がっている場合、売上高と経常利益の差額である「売上原価+販管費+営業外損益」の割合が増えていることを意味する

    ●総資本回転率(事業に投下した総資本で、その何倍売上高を獲得できたか)収益性分析
    売上高÷総資本(回で表す)
    数値が大きいほど効率的

    ●商品回転率(平均在庫の何倍売上高を達成できたか)
    売上高÷棚卸資産(回で表す)
    高いほど効率的、但し売上高が一定でもたんに在庫が減っていれば回転率は高くなるので注意

    ◎流動性分析
    ● 自己資本比率(全ての資本に占める自己資本の割合)
    自己資本÷総資本
    一般に30%、日本企業だと大企業で30〜40%、中小企業で20%〜30%といわれている

    ●流動比率(支払能力)
    流動資産÷流動負債
    150%で健全企業、200%で優良企業

    ●固定比率(長く使う資産を返さなくていいお金で買っているか)
    固定資産÷自己資本
    120%が妥当。低いほうがよい。200%以上は少々問題ありかもしれない。

    ●固定長期適合率
    固定資産÷(自己資本+固定負債)
    100%以下なら安全、100%超えていると体力以上の設備投資をしているかもしれない

    ◎生産性分析
    付加価値は、商業であれば粗利益、製造業であれば売上から材料や外注費をひいたもの
    高すぎても低すぎても問題あり。
    ●付加価値労働生産性(付加価値を生み出すために使った労働力)
    付加価値額÷従業員数
    ●労働分配率(付加価値に占める人件費の割合)
    人件費(給与手当等)÷付加価値額

  • 2014/8/11

  • 100円ショップで自分がバイトをしていたこともあり、納得することが多かった!とても勉強になりました。

  • 100円ショップのからくりを知りたいと思い手に取った一冊。

    終始、財務諸表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)の話がメインであり、会計学を学んでいないと少し難しい内容であった。

    しかし、会計学について興味が湧いたため、基礎を勉強後、改めて読み直したい一冊である。

  • この本、後半だけでいいのかもしれない。でもそうするとタイトルとの乖離がひどすぎるか。

  • 100円ショップの決算書で学ぶ会計学
    100円ショップの経営戦略等にも触れていて面白かった。
    会計入門書としては最低限の内容を抑えている。

  • 百円ショップが成り立つ仕組みが数字で示されていて、それなりに面白かった。

  • 実際に会計を使うにはちょっと荒っぽい説明なのだろうとは、思うけれど、私みたいな初心者にはわかりやすかった。すんなり読めた気がする。内容は「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」によく似ていた、と思う。100円ショップのからくりというよりは、100円ショップを事例に、財務三表の読み方、使い方、解釈の仕方をざっくり説明する感じだった。
    すこしビジネスに興味が湧いたかもしれない。

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