超訳『資本論』第3巻 完結編-「資本主義」は、なぜ人々を不幸にするのか? (祥伝社新書154)

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著者 : 的場昭弘
  • 祥伝社 (2009年3月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111540

超訳『資本論』第3巻 完結編-「資本主義」は、なぜ人々を不幸にするのか? (祥伝社新書154)の感想・レビュー・書評

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  • 岩波文庫「資本論」6巻〜と併読。資本論全体を網羅した解説本は、この本以外 見当たらなかった。この本がなかったら、ここまで 読めなかった

  • わかりやすい入門書です

  • マルクス=エンゲルスの『資本論』第3巻の解説書です。

    やはり各章ごとに内容が簡潔に要約されているのですが、『資本論』第3巻はマルクス自身の構想が十分に展開されないままに残されたということもあり、章ごとの内容についての解説を読んだだけでは全体の見通しが立たないきらいがあります。このシリーズのほかの巻についても言えることなのですが、とくに本巻はその印象を強く感じました。この点に関しては、別の解説書で補う必要がありそうです。

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    [ 参考となる書評 ]

  • (2009.12.03読了)
    柄谷行人さんは、「資本論」の第3巻が面白いと言っていました。いきなり第3巻というわけにはいかないので、第1巻、第2巻と読んで、第3巻にたどり着きました。
    「資本論」第1巻は、マルクスが自分で書いた物を出版したのですが、第2巻は草案が残され、エンゲルスが編集して出版しました。
    第3巻は、「きわめて欠落の多い最初の草案」が残された。足りない部分はエンゲルスが書いて補った。修正を加えたり、置き換えや削除を行って筋書きが付くようにした部分もある、とのことです。

    ●貨幣資本と地代(33頁)
    資本を貸し付ける貨幣資本家の利子、土地を貸し付ける地主の地代なども出現し、これらも結局企業が搾取する利潤によって構成されるわけですが、一見しただけではそれは見えません。
    (第3巻の主な論点は、この辺のようです。銀行の利子も地代も結局は、企業の利潤で支払われるというのは、もっともなことです。)
    ●現金が動かなければ価値がない?(38頁)
    現金が何事もすべてで、現金支出、収入のないものは何の価値も生まないと考える。現代では募金を頼むと嫌がる人が、ボランティア労働だとすぐに出てくるようなものでしょうか。労働力の方がよっぽど高いはずなのですが、現金を払わないで済むことを選ぶ。
    ●節約とは(69頁)
    節約とは、資本家的にいえば、建物の節約と言われる、狭い不健康な場所に労働者をいっぱいに詰めること、一つの場所に危険な機械装置を詰め込み、危険に対する保護を怠ること、本質的に有害な、鉱山のような危険を伴う生産過程において安全策を立てないことなどである。資本主義的生産は、一般的にはケチなくせに、人間材料については全く浪費的であるのだ。
    ●利潤のためなら(72頁)
    重要なことは、殺人は利潤のためなら、殺人とはならないということだ。
    ●国際取引(190頁)
    商人は外国を旅する場合、常に鋳造していない銀や金を持って行き、そこで当該地の鋳貨に変え、また帰りには未鋳造の金や銀に変えたといいます。
    ●利子禁止法(204頁)
    貨幣が貨幣を生むということは昔からおかしなことと考えられていました。中世の利子禁止法はまさにそれで、貨幣が貨幣を生むことはない。貨幣すなわち利子を生みだすものは労働であると。誰も物を作らないで、金を貸し付けて利子をとることなどできない。誰も汗水を流さず利益を得ることはできない。
    ●企業は株主のためのもの(210頁)
    資本主義世界の常套句とは、「企業は株主のためのものでる」ということですが、まさにここに資本主義社会の謎―利潤は労働者の搾取からではなく、貨幣資本家の貨幣によって生まれるのだ―という倒錯した世界があるわけです。
    ●恐慌時には信用主義から貨幣主義への転換が起こる(279頁)
    貨幣需要が逼迫した時には、資本家はもはや利子生みのための貨幣を貸し付けることはなく、むしろ利子など無視して貨幣を握りしめ、外に出さなくなる
    (2009年12月7日・記)

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