国道の謎 (祥伝社新書 160)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 195
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111601

作品紹介・あらすじ

「点線国道」「港国道」「海上国道」から、「国道1号」「第三京浜」まで…どの国道にだって、過去や秘密がある。

感想・レビュー・書評

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  • 着眼点は良いけど、内容がだるい。

  • 社会

  • この本は素晴らしい。未だかつてこれほど国道を濃く語った本があったでしょうか。
    (濃すぎて普通の人は付いて来られないと思いますが。笑)
    日本の国道が最初に成立したのは明治時代ですが、明治時代まで遡って国道の歴史を語ったり、かと思えば、ごく最近の出来事に触れたり。国道の全てを語り尽くそうとする作者の国道に対する愛情は素晴らしいです。
    紹介されている国道は、北から339、291、292、466、133、177、25、174、189、58号線の10本ですが、この10本を語るのに合わせて歴史、法律、特徴、外観などなど、時にはかなり脱線しながらさまざまなことが紹介されます。
    国道フリークなら是非読むべきです。そうでない人にはあえてお勧めしません(^_^;)が、読んでも損はないです。

  • この手の本は文章でつらつら書くばかりで、図版が少なく分かりづらいものが多いが、本書は図版が非常に適切にちりばめられており、理解しやすい。

  • 2009年6月5日、初、並、帯無
    2016年5月21日、松阪BF

  • (^▽^)/

  • 日本全国に張り巡らされている国道の謎について書かれた本。なぜこんな国道が作られたのか、といった疑問にたいして道路行政の歴史を背景に、その謎を解き明かしていきます。

    といっても、はじめて知る国道がほとんどで、こんなものがあったんだとか、国道の定義であったりとか、初めての世界でした。

    昔の地図を元に現在の国道の成立を解説するところなんかは、建築、都市系の人間してみれば中々興味をそそるものでした。中でも港国道のところは横浜や神戸など、知ってる場所の話であったので勉強になりました。明治期の横浜駅の前の絵は、まだ沼地が広がる地域、明治国道1号線と鉄道路線が堤を走る、大変印象に残る絵でした。

  • <目次>
    第1部  列島ぐるっと、国道の謎
    第2部  愛すべき国道たち
     第1道 津軽・龍飛崎の「階段国道」~国道339号
     第2道 港町・神戸にある日本最短国道~国道174号
     第3道 漁港に向かう国道~国道177号
     第4道 米軍基地につながる「港国道」~国道189号
     第5道 「海上国道」にあった巨大ロータリー~国道5    8号
    第3部 国道史をなぞる旅
     第6道 「明治国道1号」の道筋~国道133号
     第7道 谷川岳に残る最澄の「点線国道」~国道291号
     第8道 標高日本一を走る国道~国道292号
     第9道 無料の高速道路「名阪国道」~国道25号
     第10道 国道になれなかった「第三京浜」~国道466    号
     <内容>
    佐藤健太郎の『ふしぎな国道』とは違い、かなり学術的な出来。佐藤氏のものより古い刊行ですが、視点がちょっと違っているもの面白い。こちらは明治期の地図や官報などを駆使して、学者の論文のようです。ちょっと飽きるけどね。

  • 10の国道に着目し、それぞれの特色を掘り下げた本。楽しく読めました。気になる部分としては、谷川岳、R292、横浜駅、メリケンパークという感じか。

  • 下道ドライブ好き必携の書。
    物事の背景や経緯を知ると、さらに新たな興味もわいてくると思われる。

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