記憶はウソをつく (祥伝社新書 177)

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著者 : 榎本博明
  • 祥伝社 (2009年9月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396111779

記憶はウソをつく (祥伝社新書 177)の感想・レビュー・書評

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  • 記憶には今の自分の状況かが影響する

    想像し、イメージしたことが記憶に紛れ込む

    主観的な思いに記憶は左右される

    質問の仕方次第で記憶は誘導できる

    強い情動を換気されると記憶は正確さを失う

    時間とともに記憶は薄れていく

    誘導され揺れ動く私たちの記憶

    集団の方が、冒険的な決定の罠にはまりやすい

    どの情報はいつ、どこで、誰が得たのかというソースモニタリングをしっかりやっておくことだ

    ドイツ連邦裁判所が下した判決においても、児童は無意識のうちに大人の期待に合わせて自分の記憶に反した供述あるいは客観的な事実に反した供述をする危険があること、質問者からの不適切な情報を自分自身の記憶としてしまった可能性も考えなければならないことなど、心理学の知見を前提とした見解を採用している

    ロフタス 目撃者の証言

  • 「記憶とは、本当に過去にあったもの」。普通は、そう信じて疑わない。しかし、最近の研究では、記憶が必ずしも真実ではないことが明らかになってきている。記憶は、後で入ってきた情報や、現在の心理状態の影響を受けて刻々と姿を変えてしまうことがある、というのだ。思い出はなぜ美しくなるのか? 目撃証言があてにならない理由とは? 本書は、そうした記憶のウソについて、様々な角度から検証する。

  • 人の記憶は曖昧で、現在の状況により常に塗り替えられている。
    記憶(あるいは想起)という機能は過去の出来事をそのまま引き出すのではなくて、後で入ってきた情報や現在の心理状況の影響を受けて、刻々と姿を変えるものであるらしい。
    そのために起こるトラブルや齟齬を、主にえん罪事件を含む裁判事例や心理実験とともに紹介していくのが本書。
    そういった記憶とどのように付き合うべきか考えさせられる内容となっていて興味深く読むことができた。

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    【内容(amazonより)】
    「記憶とは、本当に過去にあったもの」。普通は、そう信じて疑わない。けれど最近の研究では、記憶が必ずしも真実ではないことが明らかになってきている。
    記憶は、後で入ってきた情報や、現在の心理状態の影響を受けて刻々と姿を変えてしまうことがある、というのだ。
    そう、あなたの記憶は、後になって作られたものかもしれないのだ。自分の記憶が書き換え可能であるなら、記憶で思い出す過去が本当にあったものなのか、誰もが不安になるだろう。
    裁判での自白や目撃証言も、人間の記憶が元になっている。記憶があてにならないとしたら、どう真実を見極めたらいいのだろうか。
    本書は、そうした記憶のウソについて、最新の研究成果に基づき、さまざまな角度から検証したものである。
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    【目次】
    序章 記憶の不思議
    第一章 偽の記憶は簡単に植えつけられる
    第二章 記憶は無意識のうちに書き換えられ てしまう
    第三章 記憶はどこまで再生できるか
    第四章 記憶はどこまで嘘をつくのか
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  • ワークショップ「記憶を探る」:“本日の一冊”本

  • 感想未記入

  • ちょっと軽すぎるし、同じことの繰り返しも多くて物足りない。元ネタのロフタスの本が何倍も面白い。

  • [ 内容 ]
    思い出はなぜ美しくなるのか?
    目撃証言があてにならない理由とは?
    最新心理学が解き明かしたメカニズム「記憶はこうして捏造される!」。

    [ 目次 ]
    序章 記憶の不思議(記憶に左右される私たち 自分の記憶はどこまで真実なのか わずか十五分の自分の行動を説明できるか 目撃者の証言はどこまで信じられるのか)
    第1章 偽の記憶は簡単に植えつけられる(幼児虐待は本当にあったのか 偽りの記憶の植えつけが可能なわけ 記憶の植えつけは実験できる)
    第2章 記憶は無意識のうちに書き換えられてしまう(なぜ、虚偽の自白をしてしまうのか 記憶は時間とともに忘れ去られるもの 自分の行動や気持ちすべてに明確な理由などない 抑圧は無意識に行われる 自分の行動は相手が納得してはじめて成立する イメージが強化されると実際のことのように思えてくる)
    第3章 記憶はどこまで再生できるのか(目撃証言の危うさ 目撃者の証言は思っているほどあてにならない 記憶のメカニズム 記憶の再生量に影響する諸要因)
    第4章 記憶はどこまで嘘をつくのか(誘導され、揺れ動く私たちの記憶 権威者によるフィードバック効果)

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 記憶は幾らでも書き換えられるという明確な事実を知ることが出来ただけでも、読んだ価値があった。五感のうちの「イメージ」と記憶がいかに密接に繋がっているか。イメージ力がある人は記憶をいくらで作り出すことで、どんな人にでもなれるのかな。

  • いまいち論拠がハッキリしない話が多い。

  • 記憶がいかにあてにならないかについて、過去行われてきた実験結果などを元に説明している。一冊まるごとそういう内容。自白や目撃証言に関して十分な注意が必要であることなど、裁判員制度にからめて触れてもいる。

    ありもしない記憶がすりこまれてしまう過程にせまる実験や、すりこまれた記憶が強化されてしまうことを示した実験、事前に示唆を与えることで記憶を導くような実験など、それぞれに興味深い例が示されている。関連して、思い出す際には格納されていた「絵」を取り出しているのではなく、思い出そうとした時点で妥当性のある「絵」を(再)構築しているという意見も同じく興味深い。

    とはいえ、どこかで聞いたことのあるような話でもあり、この本に特有の知見に富んでいるとまではいっていないと感じた。また、各種実験がどういや評価を受けているのかについてあまり触れられておらず、内容が内容だけに、どこまで確たるものとしていいのかこの本だけではわからない。

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記憶はウソをつく (祥伝社新書 177)の作品紹介

思い出はなぜ美しくなるのか?目撃証言があてにならない理由とは?最新心理学が解き明かしたメカニズム「記憶はこうして捏造される!」。

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