最強の人生指南書(祥伝社新書205)

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著者 : 齋藤孝
  • 祥伝社 (2010年6月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396112059

最強の人生指南書(祥伝社新書205)の感想・レビュー・書評

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  • 幕末の儒学者・佐藤一斎の『言志四録』。西郷隆盛、佐久間象山、吉田松陰、坂本龍馬らが心酔したとされるこの本のうち、〈学習法〉〈仕事術〉〈人間関係・リーダー論〉〈人生論〉に関する言葉を抽出し、まとめたものである。

    序章 現代こそ『言志四録』が役に立つ
    第一章 「忙しい」の九割は無駄な仕事のせい――仕事術
    第二章 才能よりも包容力を持て――人間関係・リーダー論
    第三章 志があれば、何からでも学べる――学習法
    第四章 「やむを得ざる」の生き方――人生論

  • 言志四録自体がマイナー。
    少し長くリズムが悪いところがあり頭に入りにくい。
    覚えにくい。解釈、解説自体も…

  • 西郷隆盛の座右の書
    言志四録

    一読で理解する
    というよりも座右の書として何度も見返すべき本やと思います。

    その中に書かれていることは
    大局観を持つ
    そして目の前のことをコツコツとやる

    普段から気にはしてますがなかなか難しいですねσ^_^;

  • 昔から今まで、人の考えることや悩みは変わらないし、その解決方法も変わらない。つまりはそれが真理なのだろう。
    ・人の言葉は拒まず、鵜吞みにせず
    ・才能よりも包容力を持て
    ・心にスペースを持て
    の3つは実践できそうだし、心掛けていきたい。
    すぐに行き詰ったり、余裕をなくすからこそ心掛けたい。

  • ・守る者は余力があって、攻勢に出る者はかえって力が足りないといいたい。攻めないで攻むると同じ効果を挙げれば、これこそ攻め方の最上なりと考える。攻めているほうよりも守っているほうが上である。攻めずに攻めるのと同じ効果をあげる。

    ・「忙しい」の九割は無駄な仕事。

    ・できる人は大局観を持っている。

    ・若い時は、経験を積んだ人のように、十分に考え、手落ちのないよう工夫するがよい。年をとってからは、若者の意気と気力を失わないようにするがよい。

    ・上に立つ者は明らかに物事を洞察し、しかも、おもおもしく穏やかであり、その態度は威厳があって、しかも、へり下って、わだかまりがない。

    ・誰でも情の起こるままに行動すると弊害を生ずるから、情に従っても、ほどよく制しなければならない。また、欲はある程度達したら限度を見計らって抑える必要がある。すなわちこれが礼儀を上手に用いるということである。

    ・いいこともあれば悪いこともあるというのが「禍福は糾(あざな)える縄の如し」であるなら、いいことも悪いこともないというのが「人間万事塞翁が馬」の中庸・中和の考え方。

    ・春風を以って人に接し、秋霜をもって自らつつしむ。春風のなごやかさをもって人に応援し、秋霜のするどさをもって自らを規正する。

    ・「才を捨てて量を取らん」・・・才能と度量の二つを兼ね備えることができないとしたら、いっそ才能をすてて度量のある人物となりたい。度量のある人物とは、精神が安定していて、いろいろなものに対して冷静に対処することができるうえに、人の気持ちもよくわかっている、そういう器の大きさを持った人のこと。

    ・禍は下からではなく、上から起こる。

    ・よく子弟を教育するのは、一家の私事ではない。これは君につかえる公事である。いや、それどころではない。人間として天につかえる大切な本分である。教育を単に「学校の中だけのもの」「家庭の中だけのもの」として狭く捉えずに「天につかえる仕事」すなわち世の中全体のためにやってるのだと思えば、その価値の大きさがわかってくる。

    ・最上の人は宇宙の真理を師とし、第二等の人は立派な人を師とし、第三等の人は経典を師とする。

    ・学問は自ら心に悟る事が貴い。けれども人はただ目で文字のある書物を読むだけだから、文字にとらわれて背後にある物事の道理を見透かすことができない。心眼を開いて、字のない書物、すなわち実社会の種々な事柄から学ぶべきだ。

    ・心の勢はするどくありたく、行いは端正でありたく、品位や人望は高くありたく、見識や度量は広くありたく、学問・技芸のきわめ方は深くありたく、ものの見方や解釈は真実でありたい。

    ・東大理IIIは国民の税金を使って、医師を育成するのが本来の目的。志が低く、ペーパーテストがすごくできたがゆえに理IIIを受けてしまう。数学ができる子は、将来の志望に関係なく、とりあえず医学部を受験する。医学部教授に「医学部ですうがは使うか」と聞くと「ほとんど使わない」と言う。もちろん数学ができるに越したことはないが、それが医者としての能力には直接結びつかない。知識と技術のほうが重要。医学部では志がない人はとらないなど、その学問に求められるメンタリティを考え合わせた新たなハードルの設定が受験に求められるべき。

  • 2015/7/26bookoffで購入。

  • 人生の指南書とは?

    →成長するとともに意識的に視点を少しずつ上へ持っていくようにすることが大切
    暴走する感情を心だけでコントロールするのは難しいため、決まった行動に従うことで心を整えることができる礼は価値がある
    自分の生き方を見せるべき相手として、人に示すのではなく、天に見せる
    評価してほしいという焦りの気持ちがある人は、自分が本当にやむを得ない時期に来ているのか、それまできちんとやるべきことをやってきたかを冷静に見極める

  • 佐藤一斎『言志四録』からセレクトした珠玉の言葉に、著者が解説を加えた本です。

    昌平坂学問所の総長を務めた佐藤一斎は、儒学や陽明学、道教などの幅広い知識を背景に、『言志四録』を執筆しました。著者は、『言志四録』にはそうした「東洋のさまざまな学問が、いったん佐藤一斎の体の中に全部流れ込み、そこから日本人にとって重要だろうと思われるものが、長い時間をかけて一滴また一滴と絞り出されてきた言葉の集積」だと述べています。そして本書は、こうして搾り出された言葉のエッセンスを凝縮して示しています。

    「克己の工夫は一呼吸の間に在り」という言葉を目にしたときには、本当に気が引き締まる思いがしました。西郷隆盛が『言志四録』のこうした短い言葉を心を磨くための「砥石」にしていたとのことですが、心の砥石という言い回しはおもしろいと思います。

    「一気息、一笑話も、皆楽なり。一挙手、一投足も、皆礼なり」。これに著者は、「音楽も礼もどちらも、本来、人の心を整える働きを持つもの」であり、「楽や礼の感覚を広げてみると、日常が豊かに感じられるようになるはず」だという解説を付しています。この解説は、いかにも身体感覚を重視する著者らしいという気がします。

  • * 人はすべからくまず当下を料理すべし
    - 目の前の事を処理することに専念する
    * まずこちらが心を開くこと,すると人は度量の大きさを見てそれに合わせて心を開く
    * 聡明かつ重厚に.気質的に軽やかに.上機嫌
    * トヨタの運動会.歓楽をストレス発散に.結束力を高める
    * 思ったことを正直に言って誠実と評価されることはほとんどない
    * 人に接するときには太陽のように温かく接し,自分をコントロールするときには秋の霜のように厳しさをもって行う
    * 度量のある人物は精神が安定していて,いろいろなものに対して冷静に対処することができるうえに人の気持ちもよくわかっている
    * 習い事は先生しだい.先生が良ければ成長できる.先生を選ぶことが重要
    * 三学の教え
    - 少年の時に学んでいれば壮年になって役立つ
    - 壮年の時に学んでいれば老年になっても気力が衰えない
    - 老年になっても学んでいれば見識も高くなりより多く社会に貢献できる
    * 論語 憤すれば啓せず 学ぶものが発奮していければ教えることはできない
    * 学ぶ相手を限定しない.実力や年に関係なくヒントになることはある.ボーダーラインを作らないことがコツ
    * 無理やり自分の良い部分を見せずとも自然に時期が来たら内側から満ちるようにして外にあふれ出るのがその人の持つ本当の美しさ
    * 突き動かされてやっていること,やむを得ないものは何かということを見ていくと自分の行動の無駄なものがそぎ落とされていく.本当にやりたいことだけが残るので生活がシンプルになる
    * 夢見るほどでなければ相手にアピールできない.
    - そのためには寝る前にそのことについて考える.心配事があるとダメ.心をフラットに.本を読んだり音楽を聴いたり.落ち着く本などを用意する
    * 気分を上向きに変えてくれるパートナー,家族をもつ
    * 緊張するとみぞおちが固くなるので,そこに手を当てて,ちょっと前かがみになってゆっくり息を吐いて緩めてあげる
    * へその下丹田を意識するとプレッシャーのかかるときに落ち着いて対処できる
    * 1日をプラスにして終える.なんでもよい.マッサージ,チョコなどでプラスにする

  • 論語の考えを元にしながら、佐藤一斎の独自の解釈をまとめた言志四録。西郷隆盛など、幕末の志士たちに広く読まれた書物を、齋藤先生が分かりやすく解説。心に沁みる文がいくつも見つかり、折に触れては読み返したい本です。

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最強の人生指南書(祥伝社新書205)の作品紹介

西郷隆盛、佐久間象山、吉田松陰、坂本龍馬-彼らはなぜ、この本に心酔したのか。仕事、人づきあい、リーダーの条件…変わることのない人生の指針がここにある。

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