「富士見」の謎――一番遠くから富士山が見えるのはどこか?(祥伝社新書239)
- 祥伝社 (2011年6月2日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396112394
作品紹介・あらすじ
どこからどのように富士山が眺められるかを研究しつづけた著者は、全国20都府県のビューポイントをくまなく調査し、ついに富士山可視マップを作り上げた。また、都内各地の路上から見られる富士を次々と発見。北斎の『冨嶽三十六景』に描かれた富士の秘められた謎の解明にも挑む。さまざまな「富士見」を通じて、富士山に情熱を注いだ日本人の姿が立ち現われてくる。
感想・レビュー・書評
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期待していたよりも「ガイドブック」感の強い書籍でした。
もう少し、「なぜ日本人は「富士山が見える」ということに価値を見いだしたのか」ということに注目した分析があると、より深みが出たのにな、と思います。
日本全国の概観と東京23区の各区について、富士山が見える場所やその歴史的な雑学などを織り交ぜて紹介されていますが、地元に「富士見」の地名があるのに取り上げられていない、というのは少し残念な気持ちになります。
せめて、全国の「富士見」地名一覧のような巻末資料があれば、また違った印象になったのかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長年にわたり「眺める」というテーマでおいかけてきた著者の、富士山を見ることに、とことんこだわった本です。
富士山好きには、すでに知られていますが・・
富士見の最東端、銚子。最南端、八丈島。
西の端、和歌山県色川富士見峠。最北端、福島県二本松市。
東京からの富士など、各地が載っていますが何故か・・
さいたまからの写真がなく・・可視地域が半分に分かれています。
見られる側に住んでいるのでうれしい限りです!
著者の自宅からのダイヤモンド富士写真(横浜市旭区)・・羨ましいです。 -
謎っていうかぜんぜん謎じゃないんだけど、どこどこから富士山が見えるっていうことを延々と書き連ねてある本。富士山マニアっているんだね。でも、平和でいいね。なんか富士山マニアっていうと平和な感じがする。
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新書文庫
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ものすごく丁寧な調査!和歌山・福島からも富士山見えるのには驚き…
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富士山好きは一読の価値あり
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富士山が見える多くの場所を紹介している書。
ビルが乱立し、比較的近い都内でも、見えるところが限られているが、著者の「富士見」に対するこだわりは、もの凄いものがある。
「こだわり」を持つということは美しいと思わせてくれた書。 -
感想未記入
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冬の晴れた日の朝は、富士山が見えるかな?と電車に乗りながらその方向を見る。見える場所は、だいたい頭に入っているのでたいていは見ることができる。