放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)

  • 22人登録
  • 3.25評価
    • (0)
    • (1)
    • (3)
    • (0)
    • (0)
  • 3レビュー
著者 : 楠戸伊緒里
  • 祥伝社 (2012年3月2日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396112691

放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 2012年刊。◆著者は動燃(現日本原子力開発研究機構)の元研究員で、高レベル放射性廃棄物を封入し地層処分する金属容器開発と地層処分の自然類似現象とを研究。その著者の手による➀放射性廃棄物のレベル間相違、②それらの地層処分の意義、③日本を含む世界各国の処分方針、過去の経緯と現状、④将来(遠い将来も含む)における開発技術の概観を解説。◆問題は中高レベル放射性廃棄物の処理。確かに知るべき情報だが、"冗談"を大真面目に議論、の感が払拭できず。◆以下備忘録。➀国内の従前の使用済み核燃料の再処理化→ガラス固化体化。
    約24000本のガラス固化体に相当。何もしなければ、向後、1300~1600本/年の割で増加。②ⅰ)ウラン廃棄物・発電所廃棄物の内、比較的低レベルの放射性廃棄物は浅地中ピット処分、管理期間3百~4百年(関ヶ原合戦~現代)。ⅱ)高レベル放射性廃棄物は余裕深度処分(~百m)で、管理期間数百年、安全評価一万年(後者し考古学的スパン。縄文時代早期?、ピラミッド建設より前)、ⅲ)極高レベル放射性廃棄物は地層処分(三百m強の深度に人工バリアを設置)、十万年以上隔離(ホモ・サピエンス誕生~現代。地質学年代スパン)。
    ③天然ウラン鉱床の形成過程の解説あり。④反対派が少ない、あるいは声を挙げない反対派の多い地域に処分施設が設けられる世界的傾向。⑤施設導入の地方自治体への高額補助金は電力料金に跳ね返っている。一方、条例で反対を既に決めている自治体から、首長が誘致に積極的な自治体まで多様。⑥いわゆる再生可能発電の問題として、太陽光発電は、地震・落下物によるパネルの破損によるゴミ化・火災要因、さらにパネルによる反射光公害(光と熱の収斂)。⑦活断層のない所が処理施設候補地。日本にあるの?。

  • 放射性廃棄物が無害となるまで10万年かかる。地中深く埋めるとはいえ、10万年も隔離し続けるなんて、100年も生きられない人間に可能か?原発ヤバいな。

  • 120507-120521

全3件中 1 - 3件を表示

放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)を本棚に「積読」で登録しているひと

放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)の作品紹介

脱原発でも、継続でも先送りは許されない重い課題。10万年先まで、絶対安全に格納せよ!はたして、解決法はあるのか?-。

放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)はこんな本です

ツイートする