組織(チーム)で生き残る選手 消える選手(祥伝社新書)

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著者 : 吉田康弘
  • 祥伝社 (2014年2月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396113544

組織(チーム)で生き残る選手 消える選手(祥伝社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 特別な選手ではなかったが41歳まで現役を続けたサッカー選手だからこその独自の視点から、自らのサッカー人生や組織内での生き方など綴った著書。いろいろ参考になることが多かった。

  • 「組織(チーム)で生き残る選手 消える選手」
    彼が生き残った理由。


    プロサッカー選手の引退の平均年齢はいくつかご存知だろうか。少なくとも30歳くらいと思うかも知れないが、26歳である。非常に厳しい世界であるのは知っていたが、それにしても若過ぎるのではないか。


    そんな世界で、Jリーガで39歳までプレーし、41歳まで現役として戦った選手が、吉田康弘(http://www.yoshida-yasuhiro.com)である。彼が何故ここまで長くプレイ出来たのか。その秘密が、本書に書かれている。


    組織との関係、練習法、モチベーションの維持等に触れている中で、印象深かった1つを紹介したい。


    第2章 自分の能力を知る
    ・何故、無名選手を目標にしたか。
    彼がジーコと共に目標にした選手がいる。小澤英明(1992年アントラーズ入団)、GKである。


    高校卒業後、入団した小澤は既に身長180cm以上あり、まだ伸び続けていた。しかし、プロとして戦えるフィジカルは、当然ながら備えていなかった。


    ある日の走り込み練習でのこと。彼は10本走る所を5本目でばてていた。残り5本はダッシュと言えるスピードでは無かったのだ。そんな彼を見て、吉田は「高校を出たばかりで、こんなきつい練習についていくのは厳しいよな」と思っていた。


    しかし、数ヶ月後、5本目でヘトヘトだった彼は、8本目まで物凄いスピードで走っていた。一体何故か。そこには、彼なりのスピリットが隠されていた。彼は、1本目から全力で走って、何本目までそのスピードを維持できるか挑戦していたのだ。


    この限界値を常に上げる姿勢に、プロフェッショナルのマインドを見たのだ。


    因みに、彼は、鹿島時代、最強の第2GKと言われていた。常にプロフェッショナルであり、手を抜かず、試合に出れば第1GKと遜色無い働きを見せるからだ。このエピソードからも、高いプロ意識がはっきりと汲み取れる。


    その他、書かれている事は、比較的どのサッカー専門書でも重要視されているものが多い。しかし、小澤英明にスポットライトを当てているのは、この本だけかも知れない。


    現場を体感した者しか出てこない名だろう、小澤英明を話に出すとは、いやはや説得力が増すと言うものだ。

  •  鹿島アントラーズ、清水エスパルス、FC岐阜などで39歳まで現役選手として活躍し、現在は横河武蔵野FC(JFL)の監督を務める著者による、組織で生き残るための戦術論。
     現在、Jリーガーの平均引退年齢は26歳。華やかな舞台の裏では、毎年多くの選手がピッチを去っている。著者は現役時代を振り返り、「サッカーのうまい選手は星の数ほどいた。ただし、うまい選手=キャリアを残す選手ではなかった」と言う。では、キャリアを残せるのはどのような選手なのか。その答えは著者の経験に基づいてすべてが具体的であり、論点は明快だ。
     組織で自分を活かす方法論として秀逸な本書だが、鹿島時代に多くを学んだという元日本代表監督のジーコとの逸話をはじめとして、ピッチレベルにいなければ知りえない魅力的なエピソードも多く、そうした観点は読者に一味違ったサッカーの見方を教えてくれる。開幕が直前に迫ったブラジルワールドカップをより深く楽しめる、おススメの一冊。

  •  良書である。
     出版物として見れば、長谷部選手の「心を整える」の系譜として捉えられるものだが、特色が見られる良書である。
     まず平易な言葉を用いていること。これは前述の書にも見られるが、専門的なサッカー用語を減らすことで、新書として間口を広げている。
     基礎的な内容が充実していること。サッカーに詳しくない方が読むのに最適であるし、そこそこ知っているつもりの方なら、自分が弱い部分を発見できるだろう。
     そして、セカンドキャリアへの言及がされていること。これは現役選手には書けない点だろう。

     全体的に雑多な印象は拭えないが、これは文筆のプロでない以上仕方のないところだろう。
     その意味で星一つ落としたが、良書である。推薦したい一冊である。

  • 特記事項なし。

  • 20140208

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