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- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396113803
感想・レビュー・書評
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書き方、読み方の姿勢が分かりやすく書かれていた。
個人的には195~196ページの考えが自分のものと合致していて嬉しくなった。あの考え方はひとつの姿勢として有りだと肯定されて、少し自信がつきました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読むことと書くこと、それぞれのハウツー本は数多くあるが、その二つが表裏一体となった本書はとてもインパクトが強かった。文章を書くということは、目的地を決めて書いていくものと思われがちだが、実際には書かれたある一文が次の一文を書かせていく、というものだという。それは文章というものは常になにかが欠落していて、その欠落を埋めることを強要するからである。その欠落の捉え方、埋め方に書き手の個性や教養、知識、あるいは人間性が出てくるものだろう。
したがって文章を読むときにもそれを意識して読むかどうかによって、文章を書く能力の獲得に大きな違いが出てくるという。
「この文章にはこれが欠けている。だから作者はつぎにはこう書くだろう」といった予測をできるようになったら、文章が書ける、ということだ。
そうなればなんとなく書き始めて、あとは文章が要求するものを書いていけば、自ずと筆は進んでいくらしい。
筆者は高校の国語教師。こんな教師に教わったら現代国語の授業も楽しいだろう。