社会人なら知っておきたい金融リテラシー(祥伝社新書465)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396114657

感想・レビュー・書評

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  • なんかよさそうな株を適当に買ってたら先日爆下げしたので読んでみた。
    利子の起源はハンムラビ法典にあるらしい。でもその後、旧約聖書で利息をとることを禁じたんだとか。
    なんか、ハンムラビ法典って案外、今でも通じるのかもしれない(目には目をとか)。
    後、この本を読んで、現時点の自分のバランスシートを作ってみたほうがいいのかもしれないと思った。奨学金は後いくら返さなきゃいけないんだったかな……。
    自分は持ってないけど、クレジットカード機能付きのキャッシュカードでお金を引き下ろそうとするとき、方向を間違えたらクレジットカードと認識されてお金を借りていたなんてことがあるんだとか。怖すぎる……。
    そういえばこの本を読んで思い出した。証券会社にマイナンバーを届けなければいけないのだった。忘れないうちにやっておかなければ。

  • Literacy (リテラシー)読み書きの知識で、自分はどれだけお金に、知識があるのか?

    母親の時代は、お金に関しては、余裕があったせいか?
    まめに、家計簿を付けているようにも、思えなかったし、一度は、お小遣い帳等も、付けたりはしたが、大まかな数字を把握するぐらいであった。
    当然、金融に関しては、疎い!

    金利の良い時代は、郵便局に預け入れると、10年で、倍の金額になっていた。

    この本でも「72ルール」が、書かれており、なるほど、、、、と!
    資産形成 三分法 預貯金、株式、不動産に。
    Financial ability (ファイナンシャル アビリティ)
    Financial capability(ファイナンシャル ケイパビりティ)と言う、金融能力を磨きあげる方法を書かれている。

    家のローンの問題なども書かれている。
    昔は、家庭を持ったら、家を持つのが当たり前であったが、今は、空家問題もあり、若い人たちは、簡単に、好きな所に移動出来る借家が、良いと、思っている人が多いだろうと、思う。
    今朝の新聞にも、南海トラフト沿い 地震の確率が上昇と、一面に掲載されていた。
    持ち家も、潰れてしまったら、どうしようもない。

    セカンドライフのリバースモーゲージ出来ることになったが、次世代は、どのようなライフプランを考え、描くであろうか?
    のんびりと、過ごしている私には、少し、目を開かせてくれた本であった。

  • 著者:西村隆男(1951-) 金融論。金融教育、消費者教育。
    内容:個人レベルの金融についての啓蒙書。
     細かい点はちょくちょく気になるが(例えば、39頁にある給与明細の写真が小さすぎて、本文と比較しにくい点、92〜93頁のヒューリスティックで何を説明しているのか曖昧な点、など)おおむね普通の出来栄え。


    【目次】
    まえがき――金融能力と金融的思考を身につける [003-005]
    目次 [006-010]

    第1講 金融リテラシーを知る 011
    金融リテラシーってなに?
    金融リテラシーで身につけてほしい考え方(その1 時間価値)
    金融リテラシーで身につけてほしい考え方(その2 機会費用)
    金融知識を通じて社会を考えよう

    第2講 ライフプランを立てる 035
    「ライフプラン」とは何か
    給与明細の読み方を知る
    源泉徴収の仕組みと確定申告
    自分のキャッシュフローをつかむ
    フローとストック
    家計のバランスシートを作ってみる
    人的資産の形成

    第3講 お金を殖やす 069
    資産形成に必要な考え方――リスクとリターン
    金融商品選択の基礎
    資産形成の「三分法」
    まずは貯蓄から始める
    確実に貯める方法
    各金融商品の紹介と特長
    実際に、株式を買う
    保有する金融商品が生む所得への課税
    投資の基本1 投資対象の分散と時間分散
    投資の基本2 長期投資
    将来の不確実性を売買する(デリバティブ取引)

    第4講 お金を借りる 115
    信用について
    クレジットカード決済の注意点
    手数料とは
    「リボ払い」は安全?
    信用情報と信用履歴
    奨学金も借金である
    信用と担保

    第5講 「大きな買い物」をする 141
    自動車を買う
    情報の非対称性について
    車所有のランニングコスト
    カーシェアという選択
    住宅の購入――賃貸か持ち家か
    住宅ローンを考える

    第6講 リスクに向き合う 171
    リスクとはなにか
    リスク移転としての保険
    保険料のしくみ
    保険会社をどう選ぶか
    実は年金も保険の一種

    第7講 買い物やお金のことで困ったら 197
    ◇買い物で困ったら
    商品にトラブルがあった際のクレジット代金
    ネットショッピングでのトラブル回避
    エステの分割払い(特定継続的役務提供と中途解約)
    コンプレインレターを出す
    ◇お金のことで困ったら
    投資勧誘詐欺
    マルチ商法
    サラ金、ヤミ金
    セーフティネットを知っておく

    第8講 第二の人生に備える 223
    定年退職したらどうするか
    「じぶん年金」の作り方
    年金はいくらもらえるのか
    老後の住まいを考える
    親の介護にかかる費用
    豊かなセカンドライフために知っておきたい「リバースモーゲージ」
    高齢者は狙われている

    おわりに――人生を考える道具(2016年3月 西村隆男) [247-250]

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著者プロフィール

横浜国立大学教育人間科学部教授
1975年埼玉大学経済学部卒業、1983年横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了、1999年関東学院大学大学院経済学研究科博士課程修了。博士(経済学)。公立高校教員、消費者教育支援センター主任研究員等を経て現職。消費者教育推進会議会長(消費者庁)、消費者教育推進委員会委員長(文部科学省)、金融広報中央委員会学識者委員ほか。専門は消費者教育、金融教育。
主な著書:『社会人なら知っておきたい金融リテラシー』(祥伝社新書、2016年)、『子どもにおこづかいをあげよう!―わが子がお金に困らないためのマネー教育を!』(監修、主婦の友社、2014年)、『日本の消費者教育―その生成と発展』(有斐閣、1999年)、『クレジットカウンセリング―多重債務者の生活支援と消費者教育』(編著、東洋経済新報社、1997年)ほか。

「2017年 『消費者教育学の地平』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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