- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396114824
感想・レビュー・書評
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小林惠子 「 万葉集 で解く古代史の真相 」 李寧煕 (イヨンヒ)氏の万葉仮名の朝鮮語読み手法を用いて 万葉集の政治的意図を解読した本。手法と解読内容に驚く
以下の私論が前提となるので、検証した本があったら読んでみたい
*天智天皇(中大兄皇子)=百済王子
*天武天皇(大海人皇子)=高句麗の将軍
*額田王=新羅将軍の妹、天智天皇の異母妹
人間関係が複雑すぎて、万葉集の歌は 頭に入ってこないが、朝鮮半島の王たちが 天皇として 暗躍する愛憎劇は 韓流ドラマさながらの面白さだった。最後は 雄略天皇 の歌で うまくまとまっている
一番の驚きは「高市皇子=天智天皇の長子=持統天皇→百済系」説。天武天皇は 壬申の乱において、天智天皇の子である高市皇子の救援のもと、大友皇子の近江朝に勝利したことになる。しかも 天武天皇は 額田王との娘である十市皇女を 大友皇子に嫁がせ、スパイとして使ったとしている。混沌としている
私論概要
*舒明天皇=百済の武王、妻は斉明天皇、子は中大兄皇子、鏡王、額田王
*中大兄皇子=天智天皇=ギョウキ
百済の武王の子、大海人皇子との関係を緊密にするために妹の額田王を与えた
*大友皇子=天智天皇の子
*高市皇子=持統天皇=天智天皇の子、十市皇女を妃とし 大海人皇子と義理の父子となった
壬申の乱で大海人皇子側についた
*大海人皇子=天武天皇=高句麗の将軍であるガイソブン、壬申の乱により倭王に即位
*文武天皇=新羅の文武王=大海人の子
*額田王=新羅将軍キンユシンの妹の文姫、額田王と天武天皇との子は 十市皇女、額田王と鏡王は姉妹
額田王は天智天皇の異母妹
*鏡王=新羅将軍のキンユシンの妹の宝姫、鏡王は藤原鎌足の妻
鏡王と大海人皇子の密通の子が法敏(文武天皇)
百済の系譜
雄略天皇=百済のコンキ
欽明天皇=百済の聖明王
舒明天皇=百済の武王
天智天皇=百済王子のギョウギ詳細をみるコメント0件をすべて表示