すごい古書店 変な図書館 (祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社
3.10
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本棚登録 : 355
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396115166

感想・レビュー・書評

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  • 著者のお名前ですぐに思い当たったのだが「葬送の仕事師たち」という渾身のルポを書かれた方。井上さん、またお目にかかれて光栄です。
    https://booklog.jp/users/nejidon/archives/1/410339191X#comment

    こちらもまた足繁く探索したルポの賜物で、とても楽しい古書店・図書館めぐり。
    「変な」というのは「専門的要素の強い」という意味合い。
    東京都内に集中しているのがやや難点とも言えるが、それでも面白い。
    およそコアなファン以外には見向きもされないだろうと思えるような品揃えで、そこに店主の粋な志を感じるものだらけ。例えば長年探していた本。
    もう読めないものと内心諦めていた本。
    想い出たっぷりの本。
    こんな本まであるの?という驚きをもたらしてくれる本。
    まさに「お宝」と言える本。そんな本たちが、出会いの時をひっそりと待っているのだ。
    「サブカル」とひと口では括れないほどの個性豊かな場所が次々に登場する。

    全117箇所。見開き2ページで一店(一館)の紹介。
    どんな場所にありどんな佇まいの店で、店主はどのような方で、どんなやり取りがあったか。何に興味を惹かれ、何を入手したか。
    最後に「SHOP DATA」が載せられ、アクセス方法が分かるようになっている。

    行ったことのあるお店や図書館もいくつかあり、自身の想い出と重ね合わせながら小さな旅をしている気分になる。
    読みながら紙の本のいまだ健在なことに嬉しくなるのは、ひとり私のみではないはず。
    古書店独特のあのにおいが行間から漂ってくるようだ。

    個人的にお薦めは、豊島区目白にある「切手の博物館」(本書208ページ)。
    収集よりもデザインに興味があって切手道に入っていたのだが、こんなにもその世界が広いことに目を見張った。日本中どころか世界中の切手、更に切手関連図書も充実して、凝りに凝った展示コーナーもあり、もちろん販売コーナーもある。
    そんなわけで、ここに行くと大変な散財となる・笑

    お気に入りの古書店や図書館・博物館に巡り合う喜びを伝える、ガイドブック。

    • 夜型さん
      こんばんは。
      おおー、嬉しいです。
      素敵なレビューがいっぱいいっぱい。
      しかも私のリストを十二分に活用してくださって。
      ところで面白...
      こんばんは。
      おおー、嬉しいです。
      素敵なレビューがいっぱいいっぱい。
      しかも私のリストを十二分に活用してくださって。
      ところで面白い本を見つけました。貴殿ならもっと面白く読めるかなって思いました。
      江戸の本屋さん 平凡社ライブラリー
      現在、チチカカコフェアにてキンドルセール中です。

      こうして素敵なレビューをみんなが読んで広まって、本屋さんや図書館に向かうきっかけが出来るといいなって思います。
      実はブクログのレビューって書籍の帯に提供されるだけじゃなくて、他のサイトにも載るんですよ。ブックオフや楽天やhontoなどだったと思います。
      取り急ぎ速書きで失礼しました。
      2020/01/18
    • nejidonさん
      夜型さん、こんにちは(^^♪
      コメントありがとうございます!
      嬉しいなぁ、こうして書きこんで下さるということは、体調が良いということに...
      夜型さん、こんにちは(^^♪
      コメントありがとうございます!
      嬉しいなぁ、こうして書きこんで下さるということは、体調が良いということになりますよね。
      それが本当に嬉しい♪
      どうかずうっとそれが続きますように。
      「江戸の本屋さん」は、NHK版の方を図書館で見たことがあります。
      平凡社版の方が装幀が良さそうな気がしますね・笑
      kindleセールを覗いてみますね。ありがとうございます!
      ブクログレビューが他サイトに載せられるのですか?
      うわぁぁ、恐ろしいです・笑 そこまでは望んでいません。
      この本棚を見て下さった方だけでじゅうぶんです。
      他の方のレビューを他サイトで見ると確かに嬉しいですが、自分のはちょっと。。
      夜型さんのお名前で出してほしいくらいですよ(^^;
      2020/01/19
  • ここ何年かは、古書店に行っていないなぁと…思いながら手にした。

    趣味だけの本。
    独特な本。
    とっておきの本。

    ジャンルを問わずさまざまな個性的な古書店の紹介。
    すべて東京都なのが…残念、すぐに行けない。

  • 古書店は驚きと発見に満ちていて飽きない。

  • 後半出てくる図書館編が興味深かった。いつか、ぜひ。

  • 最近はブームなのでしょうか?古書店のガイド本です。

    それとも実際は絶滅しそうだからこそ再評価されているのでしょうか。
    銭湯みたいに。

    個性的な古書店や図書館は探せばたくさんあります。
    一度は行ってみたいものです。

  • 首都圏の独特・専門的な古書店と図書館を紹介している一冊。
    知っている場所については共感し、知らない場所については参考になりました。
    書痴としての人生は、今後も楽しめそうです。

  • 味の素食の文化センターをこの本で知りました
    一度行って読みきれなかったのでまた行こうと思ってます

    気になるところは早く行かないと無くなってしまいます

  • ふむ

  • 古書店と図書館を紹介していますが大体1店舗2~3ページなので件数としてはかなりのものになります。ディープな店が多いので、どちらかというと読み物としての本が好きなライトユーザーとしては、ちょっと腰が引ける店が沢山載っているところが興味深いです。本格的な古書店であればあるほど買う本がないので、なかなかじっくり店を観察する事もありませんので。古書店巡りが好きな人にはいいガイド本だと思います。

  • 本屋さんが大好きなので、読みました。
    ただの紹介だけだなく、著者の思いが入るところが面白い。
    モット脱線しても良いと思うが一回2ページの制約があるから無理か。
    本から色々の世界広がるし、過去の思い出にも触れる事が出来ますね。

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著者プロフィール

井上 理津子(いのうえ・りつこ):ノンフィクションライター。1955年奈良県生まれ。タウン誌記者を経てフリーに。主な著書に『さいごの色街 飛田』『葬送の仕事師たち』『親を送る』『葬送のお仕事』『医療現場は地獄の戦場だった!』『師弟百景』など多数。人物ルポや食、性、死など人々の生活に密着したことをテーマにした作品が多い。

「2024年 『絶滅危惧個人商店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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