大伴旅人――人と作品 (祥伝社新書)

著者 :
  • 祥伝社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396115807

感想・レビュー・書評

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  •  「令和」発案者である中西進先生が編者として約20年前に出版された本の再販本。大伴旅人愛が伝わる。
     学術書に近く、楽しく読める本ではないが、出典が豊富なので卒論を書く人の参考資料として役に立つだろう。
     ちょっと退屈しながらでも頑張って読んでると、「故郷の家に還り入りて、即ち作れる歌三首」(伊藤一彦著)のところで泣けてきた。このような人間味に中西先生も惚れたのだろうか。
     不思議だねぇ、たったこの3首で旅人のことが好きになっちゃった。

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著者プロフィール

中西 進(なかにし すすむ)
1929(昭和4)年東京生まれ。東京大学卒業、同大学院修了。文学博士。
筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、大阪女子大学学長、帝塚山学院学院長、京都市立芸術大学長などを歴任。全国大学国語国文学会会長、日本ペンクラブ副会長、奈良県立万葉文化館館長なども務める。
「万葉集」など古代文化の比較研究を主に、日本文化の全体像を視野におさめた研究・評論活動で知られる。読売文学賞、日本学士院賞、大佛次郎賞、和辻哲郎文化賞ほか受賞多数。
主な著書に、『万葉集全訳 注原文付』全五巻(講談社文庫)、『中西進 日本文化をよむ』全六巻(小沢書店)、『古代日本人・心の宇宙』(NHKライブラリー)、『中西進と歩く万葉の大和路』(ウェッジ)など。

「2022年 『万葉秀歌を旅する 令和改装版 CD全10巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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