- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784396207335
感想・レビュー・書評
-
龍の黙示録シリーズ 第2弾
編集部よりファンレターやら、書籍が届い後、
龍がメモのような手紙を残して姿を消す。
ライラは、龍の行動がおかしいと透子に訴え、
急遽、龍を追いかけて青森へ。
百年に一度の御還り祭り。
津軽の神 荒覇吐:アラハバキとは・・・
東北の山奥にそんなものがあるはずがないという
差別的な先入観っていうのを前提に、
ホラ話を捏造するのはワクワクした(^◇^;)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第2弾。
青森の山奥の村に伝わる100年に一度目覚めるという神と、そこで行なわれる怪しげな祭り。
2作目になり、メインのキャラクターが定まってきた感じ。透子は前作から男らしかったけど、ますます磨きがかかっている。それに反して、常に泰然としていた龍の弱い部分が見える。ライラや透子、気を許した者にだけ見せる龍の人間くさいとも言える素の姿が微笑ましい。
キリスト教に津軽の土着の神が絡み合い、何が何だか分からなくなってくるけど、どこまでもオカルトっぽい、妖しい雰囲気は好きなので良しとしよう。 -
透子さんがかっこいい。挿し絵やばいです。
-
「つがるよういへん」と読む。
つがる――津軽を「東日流」と書くといえば、『東日流外三郡誌』。東北地方に、大和政権に弾圧された文明が栄えていた、とする、いわゆる「偽書」のひとつ。
うちの父は、『竹内文書』などの偽書に関する書物も山ほど?持っており、そのうちの一冊として購入したと思われる。父の本棚から発掘した。
シリーズ第2弾らしいのだが、前作を読んでいなくてもおおよそ理解できる。
主人公はふたり。ひとりはイエスキリストの血を受けて不老不死となり、2千年の時を生きている龍緋比古(りゅう・あきひこ)。もうひとりは、アルバイトとして龍の秘書をしている柚ノ木透子(ゆのき・とうこ)。
前作でふたりが絡む事件があったようなのだが、それはわからなくてもまったく問題ない。
龍のもとに、東北地方のとある村に住む女子高生から手紙が届く。その手紙を読んだ龍は、置手紙を残して消えてしまう。透子と龍の従者・ライラ(変化できる妖怪?らしい)は、龍を追ってその村へいく。
その村とは、キリストの息子が眠る土地として知られていた。
実際東北には、キリストがやってきてそこで死んだ、という伝承が残っていたりするわけだが、それらを絡めて物語りは進む。
のだが、いかんせん、作りこみが浅いというか、主人公ふたりはステレオタイプなキャラクターだし、それ以外のキャラクターもそうだ。
どうせならもっと「偽書」を前面に出してもう少し作りこんでくれればよかったのに、なんとなく題材だけもらってあとはラノベっぽく書いてみました、という調子。
こういうの、大好きなんですけど、シリーズとして読むことはないだろうなあ……。 -
「東日流妖異変―竜の黙示録」孤立した村で行われる儀式とは…
http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-03-03 -
黙示録シリーズ第二弾。伝奇なので好き嫌いが分かれる本かもしれません。
-
2010年1月12日読了。2010年9冊目。
-
「竜の黙示録」の続編。キリストの血を継いだ吸血鬼の話で、今回は津軽での騒動。前回より、キャラが明確になって読みやすかった。というか、単に脇だった透子が力強くなってよくなってた。すごく面白かったんだけど、だからってどうよ?って気分が残るのも事実。と、やっぱりあんまりグロいのは(汚くなく表現してるけど)嫌だわ。
-
2004年6月20日読了。
-
竜の黙示録に続くシリーズ物
東北の村 異端者抹殺を行い続ける吸血鬼「御還り様」とは・・・ -
神や悪霊・・・といったちょっとオカルトチックな話が満載ですが、細かに説明してくれている神々のエピソードのおかげで対した前知識がなくても楽しめます。
神や悪霊が具体化していたらきっとこんな事があるのかなぁ?なんてくだらない事も考えてしまいますが、もっと大事になっているでしょうね。笑
ここまで、オカルトチックな世界にどっぷりと浸からせてくれる本は初めてだったので、新鮮で非常に面白かったです。
ただ、ちょっと気に入らなかったのが神々のエピソードが加速的にされるなか実際のストーリーは、細かい描写のためちょっと遅く感じます。
そのギャップがなかったらもっと楽しめたかなぁ?という感じです。
続きや別のエピソードも気になりますね。
「竜の黙示録」をちょっと集めたくなりました。 -
キャラクタがころころ変るので集中できません。言葉遣いがすごく懐かしい
-
龍の黙示録第2弾<br>また一人、不思議な力を持った仲間が...
-
透子さんがかっちょええ。(2002.7.15)