紳士のためのエステ入門ー警視庁幽霊係 (ノン・ノベル 847)

著者 :
  • 祥伝社
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本棚登録 : 64
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784396208479

感想・レビュー・書評

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  • 幽霊を見ることのできる気弱で優しい刑事が、幽霊から証言を聞いて手がかりにしたりするシリーズ。限りなくコージーに近いけど、一応刑事ものなのでなかなかそうとは言えない。でも私の心の中ではコージーと呼んでいる。
    今回は3編収録ですが、なんといっても表題作。オネェ系の同僚が男性専門のエステサロンで殺人事件の容疑者に?というお話ですが、次から次へと流れるような笑える会話が楽しかったー。この同僚たち、とてもよい……。刑事ものですが、ちっともハードボイルドじゃなくて、ちょっと笑えてほのぼのできるホラーです。ヘタレ刑事が主役なので、ヘタレくんが許せる方、いらっしゃ~い。

  • 内容は普通、というかチートだろ!
    って感じだけど問題はイラスト‼︎
    まさかお金もらってないよね⁉︎
    今時アマチュアの方がよっぽどましな絵を書くし‼︎
    この下手くそな絵が出てくるたび興ざめ。
    作者はこれでいいわけ⁈
    ひどすぎる絵にイライラさせられまくりだった。

  • 【収録作品】第一話 魚座の男/第二話 紳士のためのエステ入門/第三話 恐妻家は噓をつけない

  • 今度はエステクラブで殺人事件!?
    駆け付けたはいいもののそこには同じお宮の間のメンバー伊集院刑事が!!
    お宮の間きっての乙女な伊集院刑事。縫物も、紅茶を入れるのもお手の物だがしかし、彼は顎が二つに割れるほどの男らしさに溢れる男(外見が)なのだ。
    お宮の間の最強武器伊集院刑事が犯人の候補に挙がってしまう。
    そして個性的なお宮の間のメンバーが続々とエステサロンに集まるのだった。

    柏木頑張れ!
    どんなに個性的なメンツに埋もれていようとも主人公は君だ!

    ほら美少女幽霊の及川さんだって応援してるぞ!

  • 警視庁幽霊係シリーズ4作目、短編集。
    お人好し刑事と美少女幽霊と『特殊捜査室』が登場するライトミステリー。

    今回は、被害者の幽霊に感服するお話ばかりでした。死ぬには惜しい人材ばかりです。『魚座の男』に出てくる少年霊には泣かされそうになりました。
    普段はミステリーというより人情ものなのですが、表題作はなかなかロジックな犯人当て。
    惜しむらくは、間取りが解るような絵が欲しかったということかな。坂田さんの絵は結構好きなのですが、さすがにザックリしすぎな気がするなぁ。

  • 3つの短編でしたが、題名に持ってこられている話は
    ちょっとすごかったです。
    殺されたのはエステシャンなのですが
    死んでもなおきっちりとした礼儀を持って
    主人公に接してきます。
    仕事命と称するべきか、それとも染み付いてるというべきか
    あるいは両方か…w
    これだけきっちり講師混合しない人もすてきかも知れません(笑)

    憑いている幽霊が、どんどんとスキルアップしているような
    そんな感じがしますが、使えるものは使ってしまえ、でしょうか?
    今回も読みやすくて楽しかったです。
    1話目の話は、殺人犯どうかと思いますが…。

  • 「魚座の男」母の愛人に殺された少年の話。
    「紳士のためのエステ入門」男性エステの従業員が殺された話。
    「恐妻家は嘘をつけない」妻をベランダから落として殺した話。

  • シリーズ第4弾。
    3作品収録されてますが表題作が一番長いです。
    伊集院警部補御用達エステサロンで殺人事件発生。
    よりによって彼がいた部屋に普通は置いてある美顔器が凶器だし……(^_^;)
    最近漫画の『拝み屋横丁顛末記』を読み返していたのでカマキャラは全部エンジェルに脳内変換されてしまうな。
    『インディゴの夜 チョコレートビースト』も借りてきてるのでカマキャラパレードかも。

    イラストレーション / 坂田 靖子
    カバーデザイン / 小林 満(ジュニアロイド)

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著者プロフィール

らいとすたっふ小説塾をへて、2005年に『警視庁幽霊係』でデビュー。テレビドラマ化もされた『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』や、『タマの猫又相談所 花の道は嵐の道』など、数多くの人気シリーズを刊行している。

「2017年 『僕と死神の赤い罪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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